起業家専門カメラマンの収入リアル|真岡そらさんの単価・件数・月収を大公開!

「フリーカメラマンって、実際いくら稼げるの?」

単価はいくらにすればいいのか。月に何件取れれば生活できるのか。
これ、なかなか表に出てこない話だ。

真岡そらさんは今、起業家・経営者専門の写真家として活動8年。
1件あたり17万円〜、月3〜4件という受注を安定して続けている。

その出発点は「3,000円か4,000円が妥当」と思っていた価格設定だった。
そこから8年、お客様の声と向き合いながら少しずつ単価を育ててきた——その話を直接聞いた。

先にお伝えすると

  • 1件あたりの単価は17万円〜。ヘアメイク・スタイリストのオプションを入れると20〜25万円になるケースもある
  • 月の撮影件数は平均3件、多い月で4件。メイン撮影だけで月51万〜100万円の売上になる計算
  • 売上の約7割がメイン撮影、残り3割がサブジャンル。複数ジャンルを持つことが収益安定のカギになっている
  • スタート時の単価は3,000円。「高いと感じる人は仕方ない」と割り切れるようになってから、値上げへの恐怖がなくなった

真岡そらさんのプロフィール

名前 真岡 そら(まおか そら)
活動拠点 福島県(オンライン対応あり)
起業歴 約8年
主な撮影ジャンル 起業家・経営者ブランディングフォト、婚活フォト、家族写真、七五三・成人式、イベント・周年記念
メイン撮影単価 17万円〜(フルオプション時20〜25万円)
月間撮影件数 平均3件、多い月で4件
月収目安 50万〜120万円程度

単価17万円・月3〜4件。その数字の中身

単価と件数を直接聞いた。

鈴木:

1件あたりの撮影単価と、月の撮影件数はどのくらいですか?

真岡そらさん:

1件あたりの単価は今17万円ぐらいですね。それプラス、ヘアメイクとかスタイリストさんをつけるっていうオプションを入れてもらったら、そこからの紹介料とかもちょっと入ってきます。月の件数は平均的には3件、多いときで4件という感じでしょうか。

月3件で計算すると、メイン撮影だけで月51万円。
月4件かつオプション込みになると、月80万〜120万円になる計算だ。

「大量にこなす」のではなく、1件ごとに深く関わって単価を上げ、件数を絞ることで質を維持する。
それが真岡さんの収益モデルの根幹だ。

売上の7割がメイン撮影、3割がサブジャンル

売上の内訳も聞いてみた。

鈴木:

売上の内訳はどんな構成になっていますか?

真岡そらさん:

メインの起業家フォトプロデュースプランが7割ぐらいです。あとはバストアップだけでいいというスタートアップの方が2割ぐらい。他は婚活フォト、ご家族の七五三や成人式などのメモリアルフォト、あとイベントや周年記念なども入ってきます。

メイン|起業家フォトプロデュースプラン(売上の約7割)

主力サービスは「起業家フォトプロデュースプラン」だ。

起業家・経営者のストーリーや想いをヒアリングし、その人らしさが伝わる写真を一緒に作り上げていく。
「プロフィール写真を撮る」ではなく、「ブランディングの文脈でその人を可視化する」仕事だ。

プラン 単価目安 内容
起業家フォトプロデュースプラン(基本) 17万円〜 ヒアリング・撮影・納品
フルオプション(ヘアメイク・スタイリスト付) 20〜25万円 基本+ヘアメイク・スタイリスト手配・紹介料込み

サブジャンル(売上の約3割)がある理由

起業当初はメイン撮影9割だったという。今の3割はどうやって増えたのか。

鈴木:

最初の頃と今とで、売上の割合は変化していますか?

真岡そらさん:

始めたばっかりの時は、メインのものが9割ぐらいだったんです。多岐にわたるものって、まだそこまで自信がなくて、怖くてあんまりやってなかったんですよね。だけど今は経験を重ねていろいろできるようになってきて、他のものが3割になった感じです。

鈴木:

その3割が増えたことで、安定感が増した感じですか?

真岡そらさん:

そうですそうです。最初はそれしかできなかった、って感じでしょうかね。

「自信がなくて怖かった」——それが正直なところだったという。
経験を積んで少しずつ幅が広がり、今の構成になった。

複数ジャンルを持つことは、売上を増やすだけじゃない。
外的要因(コロナ禍・市場変化など)が来たときに一気に収入がゼロになるリスクを分散する意味もある。
まず1つのジャンルで軸を作って、経験を積みながら幅を広げていく——それが真岡さんの流儀だ。

📎 真岡さんが手がける撮影ジャンルの詳細はこちら →

3,000円スタートから17万円へ。8年間の単価の歩み

今の単価17万円は、最初から設定されていたわけじゃない。

真岡さんが最初に「適正価格」として頭に浮かべたのは、3,000〜4,000円だった。

鈴木:

最初の料金設定はどのくらいでしたか?

真岡そらさん:

自分では3,000円か4,000円ぐらいかなって思ってたものを、相談した方に「それは4万5,000円でやりなさい」と言われたんです。「えー無理です無理です」って言って、泣きながら「なんとかやります」って言ったのが一番最初の金額設定の壁でしたね。

3,000円と思っていた価格が、いきなり4万5,000円。
「そんな金額で来てくれる人なんているの?」と思うのは自然なことだ。
それはまだ、自分の仕事の価値を正しく測れていない段階のサインでもある。

値上げへの恐怖は、どうやって消えたか

その後、実績を積みながら少しずつ値上げを続け、今の17万円〜に至った。
でも、値上げのたびに「高いと言われたらどうしよう」という不安がつきまとっていたという。

鈴木:

値上げへの恐怖はどうやって乗り越えましたか?

真岡そらさん:

やっぱり回を重ねていくうちに、安すぎるよとか言ってもらえたり、なかには高いっていう人もいるけれども、金額ってその人の感覚によって違うし、いかに価値を伝えていくかが大事なんだってことがわかったんです。これで高いっていう方はもう仕方がないなと思います。満足度を重ねながら、もうちょっと上げていいかなと思いながら少しずつ上げていったっていうのが、今は値上げがあんまり怖くないっていうところですね。

「高い」と感じる人はもともとターゲットじゃない——そう割り切れるようになったのは、
お客様の満足度を積み重ねて、「自分の提供する価値」を実感できるようになったからだ。

「全員に受け入れられる価格」を目指すのをやめた。
「自分の価値をわかってくれる人に選ばれる価格」に切り替えた。
それが、値上げへの恐怖を薄めた。

「価格で選んでくるお客様」はお断りする

価格についてもう一つ、真岡さんには明確な基準がある。

鈴木:

価格で比較してくるお客様についてはどうお考えですか?

真岡そらさん:

いくらでやってますか、金額の安い方に決めたいと思いますみたいなことを言ってくる方には、「じゃあ結構です」ってお断りしています。金額で選ばれてもなんか嬉しくないもん。結果的にどちらも幸せじゃない、きっと。クレームになっちゃうし、そういう人って金額で選んでいるので。

「じゃあ結構です」とお断りできる。
これは強気な態度じゃない。
「自分も相手も幸せでない仕事はしない」という、8年間の経験から導き出された判断だ。

価格で選ぶ客を断ることで、価値で選んでくれる客だけと向き合える。
そういう人は満足度が高く、紹介につながりやすく、長期的な安定を作ってくれる。

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この記事で話してもらったこと

  • メイン撮影の単価は17万円〜。月3〜4件で月収50〜120万円という収益構造
  • 売上の7割がメイン(起業家ブランディングフォト)、3割がサブジャンル
  • 複数ジャンルを持つことで、外的要因に強い安定収益を作っている
  • スタート時の単価は3,000円。お客様の満足度を積み重ねながら少しずつ値上げしてきた
  • 「高いと感じる人は仕方ない」と割り切れるようになってから、値上げが怖くなくなった
  • 「価格で選ぶお客様」はお断りする。価値で選んでもらう関係性が、長期的な安定を生む

インタビューの最後、真岡さんはこう言っていた。

「金額ってその人の感覚によって違う。大事なのは、いかに価値を伝えていくか。これで高いっていう方はもう仕方がないなと思えるようになったら、値上げが怖くなくなりました。」

— 真岡そら

「もっと安くしなければ選ばれない」という思い込みを手放すことが、収益を上げる最初の一歩かもしれない。


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この記事を書いた人

株式会社マイルストーンムービー:代表取締役 鈴木賢一朗
〇企業向け動画制作&写真撮影
〇短期大学(テクノアカデミー会津)の講師
〇カメラマン育成講座(アニバーサリーフォトグラファー養成講座)主催

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