2021年1月14日にタムロンより、ソニーEマウント用のズームレンズが販売されました。

メインのカメラはα7Ⅲを使っているのですが、サブ機として使用しているα6400にぴったりだと思いこのレンズに興味を持ちました!

ちょうど、タムロン社よりレンズの貸出して頂ける機会もありましたので、自分と同じα6400ユーザーに向けて作例写真を交えながら使用感や良かった点・気になった点をまとめておきます。

結論から最初にお伝えしておくと、「単焦点レンズ同様のボケ感を楽しめるレンズ」という印象です。

その証拠にこのレンズを紹介をする前にまず見て欲しい写真が2枚あります。

1枚は、α6400+タムロン17-70mm F2.8で撮影した写真。

もう一枚は、α7Ⅲ+シグマ 50mm F1.4で撮影した写真です。

撮影の際は、下記の設定で撮影しています。

SS:1/200
F値:2.8
ISO:500

もちろん、シグマレンジはF1.4まで下げて撮影する事も可能です。
ただ、ボケがうるさくなる印象でこのシーンではF2.8ぐらいがちょうど良い感じでした。

記事の最後にF1.4で撮影した写真との比較もしたいと思います。
また、どちらの写真がどのカメラ+レンズで撮った写真かは、一番最後にご紹介します。

ご紹介した2枚の写真を見比べて、もし違いを感じないのであればこのレンズの解像感の高さとボケ感を実感できるのではないでしょうか!

少なくとも自分は、プリントした2枚の写真をシャッフルしてそれぞれの写真がどのレンズで撮られたのかを当てるのは難しいと思っています(笑)

自分と同じように違いを感じない方であれば、フルサイズセンサーのカメラと大口径の単焦点レンズがなくて、このレンズを使って十分クオリティの高い写真撮影を楽しめると思います。

タムロン 17-70mm F2.8 Di Ⅲ-A VC RXDの紹介

まずは、タムロン 17-70mm F2.8 Di Ⅲ-A VC RXD(以下、タムロン 17-70mm F2.8と表記)の外観やスペックを簡単にご紹介します。

公式サイトの商品紹介ページはこちら

タムロン 17-70mm F2.8 Di Ⅲ-A VC RXD

現在の販売価格はこちらから

タムロン17-70mm F2.8の外観

α6400に実際に装着したタムロン 17-70mm F2.8

レンズの長さが12cmあるため、実際に持つと前側に重心がある感じです。

タムロン17-70mm F2.8の特徴

・ソニーEマウント/APS-Cミラーレス用の標準ズームレンズ
・35mm判換算で焦点距離25.5~105mm相当の画角に対応
・ズーム全域で絞り開放F2.8で撮影可能
・F2.8通しのAPS-Cミラーレス用標準ズームとして世界最大のズーム倍率
・12群16枚(GMレンズ2枚、複合非球面レンズ1枚)のレンズ構成
・最短撮影距離は広角端0.19m、望遠端0.39m
・高い反射防止性能を誇るBBARコーティング
・9枚円形絞り
・動画撮影にも配慮した手ブレ補正機構VC
・高速かつ静粛なAF用ステッピングモーターRXD
・簡易防滴構造、防汚コート
・「瞳AF」などソニー製カメラの主な機能に対応
・フィルター径67mm(タムロン製フルサイズ対応Eマウントレンズと共通)
・119.3(長さ)×74.6(最大径)mm/525gのコンパクト設計

この主な特徴の中で自分が特に魅力に感じたのは下記の5つの点です。

タムロン17-70mm F2.8の5つの魅力

タムロン17-70mm F2.8は、タムロンの技術を投入して作られた全部入りレンズと言っても良い性能になっています。

レンズの魅力は撮る被写体によっても変わってくると思いますが、自分が仕事でポートレート撮影や商品の撮影をする機会が多いため下記の5つの点に魅力を感じました。

  1. タムロン独自の手振れ補正機構VC登載で手ブレを回避しやすい
  2. F2.8通しのレンズでボケ感が出しやすい
  3. フィルター径67mmなので、手持ちのフィルター類が使いやすい
  4. ズーム域とF値の割に軽量コンパクトなので、α6400の機動力を損なわない
  5. 最短撮影距離19mmで、被写体によって撮影する事もできる

この5つの魅力についてご紹介していきます!

タムロン独自の手振れ補正機構VC登載で手ブレを回避しやすい

手振れ補正機構「VC」の詳細はこちらから

手ブレ補正機構「VC」

この手振れ補正機構があるおかげで、シャッタースピードを1/100まで落としてもブレのない写真を撮る事が可能です。

実際に下記の条件で手ブレがどこまで発生しないかテストしていました・

  • ズーム域:70mm(望遠側の方が手ブレが起きやすいため)
  • F値:2.8固定
  • ISO:AUTO

↑シャッタースピード:1/200

↑シャッタースピード:1/100

↑シャッタースピード:1/50

↑シャッタースピード:1/10

シャッタースピードが1/10に設定しても手ぶれは起きませんでした。

ちなみにさらに、シャッタースピードを1/5まで落とすとさすがに手ブレがおきました。

今回は静止している液晶ディスプレイを撮影しました。

動く被写体の場合やカメラを構える姿勢でも、結果は変わってくると思います。

ただ、手ブレ補正機能がないα6400でここまで手ブレが抑えられるのは心強く思いました。

F2.8通しのレンズでボケ感が出しやすい


ƒ:2.8 SS:1/4000 ISO:ISO 160

ƒ/2.81/400047 mmISO 320

モデル:ささだほのかさん

α6400用のAPS-C用レンズはF4からのレンズのみだったため、やはりF2.8のボケ感は撮っていて楽しかったです。

メインで使っているα7Ⅲでは、タムロン28-75のレンズを愛用しているため似たような使用感で使う事ができました。

ただ、タムロン28-75は手ブレ補正機構がないため、α6400ではあまり使う事はありませんでした。

タムロン17-70mm F2.8なら、手ブレ補正機構もありα6400に使うにはぴったりです。

フィルター径67mmなので、手持ちのフィルター類が使いやすい

タムロンのソニー用レンズは、多くが67mmでフィルター径が統一されています。

そのため、今まで購入したNDフィルターやPLフィルターがそのまま使えるのも嬉しい点です。

現在、フィルター類を持っていない方も今後撮影の幅を広げる上でもフィルターを活用した撮影にしたくなる日が来ると思います。

そんな時に、タムロン製レンズで統一しておくと、同じフィルターを使いまわす事ができて経済的です。

ズーム域とF値の割に軽量コンパクトなので、α6400の機動力を損なわない

17-70mm F2.8はズームレンズでありながら、F2.8通しのレンズの割に、軽量・コンパクトな点も魅力です。

α6400を購入した際に、同時に購入するレンズとして下記の3つのシグマ製単焦点レンズを候補に入れていました。

私だけでなく、ソニーのα6XXXシリーズを購入された多くの方が、購入を検討するレンズなのではと思っています。

  • 16mm F1.4 DC DN | Contemporary(φ72.2mm × 92.3mm:405g
  • 30mm F1.4 DC DN | Contemporary(φ64.8mm × 73.3mm:265g)
  • 56mm F1.4 DC DN | Contemporary(φ66.5mm × 59.5mm:280g)

その中でも・・・広角側の16mmのレンズは購入直前までいったのですが・・・

サイズ感と重さで断念しました。

広角の16mmが3本のレンズの中で一番大きく重いので・・・

タムロン17-70mm F2.8だと大きさがφ74.6×119.3 mm重さが525gと上記3本より大きく重くはあるのですが、上記3本のズーム域をほぼカバーしてるため、シグマ製レンズを3本持ち歩く事を考えれば軽量・コンパクトです。

F値こそ2.8とシグマ1.4には及ばないものの、先ほど作例で見て頂いた通りボケ感は十分です。

もちろん、既に上記のシグマ製レンズ1本を既に持っている方は、足りないズーム域を補うためにもタムロン17-70mm F2.8を1本持っていても良いかもしれません!

冒頭でご紹介した作例同様に、タムロン17-70mm F2.8で十分なボケ感が出せます。

しかも、シグマの単焦点レンズを3本そろえるより安いです(笑)

最短撮影距離19mmで、被写体によって撮影する事もできる

タムロン17-70mm F2.8は、最短撮影距離が19mmで被写体に寄った形で撮影する事ができます。
※望遠側70mmで撮影した場合の最短撮影距離は39mmになります。


広角側での最短撮影距離

実際に撮影した写真(寄り過ぎてカメラの影が出ていますが(笑))

ここまで寄れれば、物撮りの際にも便利です。


望遠側の最短撮影距離は39mm

望遠側で撮影すればカメラの影も入りません。

自分の場合、商品の撮影をする機会もあるため、最短撮影距離が短いのには魅力を感じます。

もちろん、一般的な用途としても旅行に行った時にランチ&ケーキを撮影したり、ペットを撮影するのに便利です。


旅行の際に注文したあなご丼

海鮮丼のほたても寄って撮影できます。

17-70mm F2.8なら、35mm判換算で焦点距離25.5~105mm相当の画角をカバーしているため、旅行などに持っていくレンズとしてもぴったりです。

タムロン17-70mm F2.8の気になる点

タムロン17-70mm F2.8の魅力をご紹介しましたが、実際に使ってみて気になった点もあわせてご紹介します。

タムロン17-70mm F2.8はレンズの長さが119cmあるため、重さの重心が前側になってしまい。

このズーム域とF値を考えると仕方ない事かとは思うのですが(笑)

重心が前側にあると、持っていてカメラ本体の重さ感じやすくなります。

これは、タムロン17-70mm F2.8のデメリットというよりはα6400が原因とも言えます。

α6400はグリップが浅く、長いレンズをつけると重みを感じやすい傾向があると思っています。

特に男性は小指が余っていると、余計に力をかけにくいと思います。

ただ、この部分についてはリグなどを使う事で改善可能です。

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リグを装着すれば、カメラ全体の保護もできるためちょうど良いかもしれません。

また、α6600であればα6400よりグリップが深くなっているため、リグなどがなくても十分安定するサイズ感かもししれません。

タムロン17-70mm F2.8の作例紹介


広角側での撮影

望遠側での撮影

レビューのまとめ


α7Ⅲ+シグマ 50mm F1.4

α6400+タムロン17-70mm F2.8

カメラ本体とレンズの組み合わせは上記のとおりになります。

ちなみに、F値を1.4まで下げると下記の写真になります。

これだと背景がボケ過ぎているように感じます。

夜間の撮影などでF1.4を使う事はありますが、日中での撮影ではF2.8でも十分なボケ感が得られます。

それを考えると、タムロン 17-70mm F2.8は多くの人にとって満足できるレンズなのではないかと思っています。