「カメラマンは稼げない」を覆した男の話|ブランディングフォトグラファー・梅澤慎さんインタビュー

「カメラマンなんて稼げないからやめとけ」

そう言ったのは、家族だった。

プロカメラマンを目指していた梅澤さんが、最も身近な人から受けた言葉だ。

さらに講師として活動していたとき、自分の生徒からも同じような言葉をかけられた。
「プロになったところで全然稼げないから夢ないわ」と。

その言葉は今も、梅澤さんの心に刻まれているという。

しかし現在、梅澤さんはブランディングフォトグラファーとして東京を拠点に活躍中
1件あたり最低6万6,000円のプロフィール撮影を月に複数件こなし、副業時代には撮影+講師の二軸で月収30万円を達成した経験も持つ。

「カメラマンが稼げないって言われたのが、過去に言われた言葉で一番つらかった」

だからこそ、自分が先を走って見せたい——そんな思いでこのインタビューに臨んでくれた。

💡 梅澤さんが成果を出した3つのポイント

  • ターゲットを「経営者」に絞り、単価6万6,000円以上を実現
  • 異業種交流会 × Facebook というオフライン起点の集客
  • 撮影+コンサルのセット提案で差別化

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梅澤さんのプロフィール

活動形態 フリーランスカメラマン(完全独立)
活動拠点 東京(元・金沢在住)
専門ジャンル ブランディングフォト・ウェディング
ターゲット 経営者・個人事業主
メインカメラ Sony α7IV
愛用レンズ 70-200mm F2.8

この記事でわかること

本記事では以下の6テーマで梅澤さんのリアルを解説します。

  • キャリア(どうやってカメラマンになったか)
  • 集客(どうやって仕事を取っているか)
  • 収益(どれくらい稼げるのか)
  • 撮影ジャンル(何を撮っているのか)
  • マインド(壁の乗り越え方)
  • 機材(どんな道具を使っているか)

① キャリア|人見知りのゲーオタが、カメラで人生を変えた

梅澤さんの出発点は、カメラマンのイメージとはかけ離れていた。

「女の子と目も合わせられなかったし、趣味はゲームばかり。そんなキャラだったんですよ」

転機は新卒で就職した直後。社会に飲まれて心が追い詰められたとき、カメラと出会った。

■ キャリアのポイント

  • 社会人1年目に「人間らしいことがしたい」とカメラを購入
  • 最初の有償撮影は家族14人のお宮参り(2回ロケハンして臨んだ)
  • 「お宮参り専門と思われた」壁を先に作例を作ることで突破
  • 講師活動と経営者人脈という2つの転機が仕事を加速させた

■ 学べるポイント

  • やりたいジャンルの依頼がないなら、先に自分で作例を作る
  • 撮影する以外のポジション(講師など)が認知を広げる
  • 誰と出会うかが、仕事の量と質を決める

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② 集客|異業種交流会とFacebookで仕事が増え続ける理由

カメラマンの集客といえばInstagramやTikTokを思い浮かべる人が多いだろう。
だが梅澤さんの主力集客チャンネルは、異業種交流会とFacebook——この2つだ。

その理由はシンプル。ターゲットが「経営者」だから、経営者が集まる場所に行けばいい。

■ 主な集客チャネル

  • 異業種交流会(リアルでの信頼構築)
  • Facebook(経営者向けSNSとしての信頼性)
  • 紹介(既存クライアントからのリファラル)

■ 特に強いのは「交流会 × 紹介」

  • 信頼がある状態で仕事が来る
  • 単価が下がりにくい
  • 継続・連鎖依頼につながる

■ 学べるポイント

  • ターゲットが集まる場所に自ら行く
  • SNSは「信頼確認ツール」として機能させる
  • キーパーソン1人との繋がりが仕事を連鎖させる
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③ 収益|副業でも月30万。フリーランスカメラマンのリアルな収入

「カメラマンって稼げるの?」——その問いに、梅澤さんは実績で答えられる。

■ 収益データ

1件あたりの最低単価 6万6,000円〜
売上の主軸 ブランディングプロフィール撮影(全体の約70%)
副業時代の最高月収 撮影20万円 + 講師収入で合計約30万円
月の撮影規模(4月) 3日間で38名以上を撮影予定

■ 収益を上げた3つの戦略

  • ターゲットを「経営者」に絞り、高単価市場に参入
  • 撮影+コンサルのセット提案で付加価値を高めた
  • 講師業という第2の収入源を持った(副業時代)

■ 学べるポイント

  • 単価は「誰に売るか」で決まる
  • 撮影だけでなく「使い方の提案」まで価値化できる
  • 複数の収入源を持つことがフリーランスの安定につながる
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④ 撮影ジャンル|お宮参りから経営者ブランディングへの変遷

梅澤さんの撮影ジャンルは、最初からブランディングフォトではなかった。
お宮参り→七五三→ウェディング→フード・物撮りを経て、今の形にたどり着いている。

■ 現在の主な撮影ジャンル

  • ブランディングプロフィール撮影(メイン・売上の約7割)
  • ウェディング撮影(第2軸)
  • 動画・下請け(補助的)

■ 忘れられない撮影エピソード

  • コロナ禍にテレビ電話を取り入れたお宮参り撮影→関西電力フォトコンテスト最優秀賞受賞
  • ウェディング当日、桜の下で偶然再会したおばあちゃんを撮影→その半月後に他界。最後の記念写真になった

■ 学べるポイント

  • ジャンルは「作例を先に作る」ことで広げられる
  • 人物ライティングの基礎を押さえれば他ジャンルにも応用が利く
  • 写真には「残す」以上の力がある
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⑤ マインド|AIが画像を作れる時代に、なぜ写真を撮るのか

「AIで画像が作れる時代でも、写真を通じて人と会話しているこの瞬間が楽しい。
それが令和の時代に写真を撮る意味だと思っています」

梅澤さんが撮影で最も大切にしているのは、技術よりも「人間性」だ。

■ 撮影で大切にしていること

  • コミュニケーションを第一優先にする
  • 相手の時間・夢・ビジョンを尊重する
  • 期日や約束などビジネスの当たり前を徹底する

■ 最大の失敗

  • 半年前から楽しみにしていたマタニティ撮影で、スタジオ予約を取り損ねて全キャンセル
  • 「フリーランスはやることが増えると回らなくなる。管理と仕組みが大事だと学んだ」

■ 初心者へのアドバイス

  • 出会う人・関わる人を変えろ——カメラマンをやったことない人に聞いても意味がない
  • 失敗を恐れるな。失敗はむしろプラスの言葉で言い換えろ
  • 時間とお金の使い方を「夢のため」に変えると一気に変わる
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⑥ 機材|「このレンズを構えた瞬間、お客様はできるやつだと思う」

梅澤さんの機材選びには、撮影品質だけでなくクライアントへの信頼感の演出という視点もある。

■ 使用機材

カメラ Sony α7IV
愛用レンズ 70-200mm F2.8(プロフィール撮影の主力)
PC MacBook Pro M1 Pro / メモリ64GB / 1TB SSD(中古で27万円)
デビュー時のPC MacBook Air M1(最初はこれで十分)

■ 重要な考え方

  • 70-200mmを使う理由は「顔の歪みなく、格のある写真が撮れるから」
  • 最初はエントリーモデルで十分。仕事が増えたらステップアップ
  • 中古市場をうまく使えばコストを大幅に抑えられる
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まとめ|カメラマンで成功するための3つの本質

梅澤さんの事例からわかることはシンプルだ。

✅ 梅澤さんが成果を出した3つの本質

  1. ターゲットを絞る(経営者 × ブランディングフォト)
  2. 集客場所を選ぶ(ターゲットがいる場所に自ら行く)
  3. 価値を掛け算する(撮影+コンサル / 撮影+講師)

■ これから始める人へ

まずやるべきはこの順番です。

  1. 基礎スキルの習得(特に人物ライティング)
  2. ターゲット設定と集客導線の構築
  3. 作例を先に作り、やりたいジャンルの仕事を引き寄せる

「最短で収益化したい」なら、正しいターゲット設定・集客導線・実践ノウハウを学べる環境が重要です。

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この記事を書いた人

株式会社マイルストーンムービー:代表取締役 鈴木賢一朗
〇企業向け動画制作&写真撮影
〇短期大学(テクノアカデミー会津)の講師
〇カメラマン育成講座(アニバーサリーフォトグラファー養成講座)主催

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