看護師からカメラマンへ転身!奈良の南絵里加さんが「人と人のご縁を結ぶ写真家」として活躍をインタビュー

仕事をしながらカメラを始めて、本当に仕事になるのかな——そう思ったことはありませんか。

今回インタビューしたのは、奈良在住のカメラマン・南絵里加さん。

看護師からカメラマンに転身し、今は週2日だけ稼働しながら月10〜20万円を安定して稼いでいます。

しかも広告費はゼロ。集客はSNSと口コミだけ。

「なんでそんなうまくいくの?」と思うかもしれませんが、話を聞いていくとちゃんと理由がありました!

特別な才能とかじゃなくて、「人と誠実に関わり続けること」を積み重ねてきた結果でした。

この記事では、そんな南さんのインタビューをまとめています。

このページでわかること

  • 看護師がカメラマンになったきっかけ(患者さんのある一言から始まった)
  • 週2日・月10〜20万円が成り立つ収益の仕組み
  • 仕事の取り方(SNS・経営者コミュニティ・紹介の3本柱)
  • 大阪万博のメインカメラマンを任された話
  • カメラが本番前に壊れた失敗談と、そこから学んだこと
  • 初心者へのアドバイス、使っている機材

南絵里加さん、どんな人?

奈良を拠点に、女性起業家・個人事業主のプロフィール写真を中心に撮影しているカメラマンです。

活動内容はInstagramをチェック

https://www.instagram.com/erica_photo54/

もともとは看護師。病院の廊下に風景写真を飾り始めたのがきっかけで、じわじわとカメラの世界に引き込まれていきました。

カメラマンとしてのコンセプトは「人と人のご縁を結ぶ写真家」です!

最初に聞いたとき「いい言葉だな」と思ったんですが、話を聞くうちに「あ、これは本当にそうだ」と実感しました。

撮影が終わってもお客様の応援団でい続ける。それが南さんのスタイルです。

活動拠点 奈良県
前職 看護師
主な撮影ジャンル 女性起業家プロフィール・家族撮影・イベント撮影
稼働日数 週2日
月収目安 月10〜20万円(繁忙期はさらに上)
使用カメラ Canon EOS R6 Mark2 / R6

「撮ってほしい」と言ったのは、患者さんだった

南さんが人を撮影するきっかけは、看護師としての経験が原点になっています。

看護師だったころ、病院の廊下が殺風景で気になっていた。患者さんに季節を感じてほしくて、趣味で撮りためた風景写真を「勝手に飾り始めた」そうです。

それが好評で、会話のきっかけになって。嬉しかった、と。

そしてある日、入院中の患者さんから声をかけられました。

「今の、元気になっていくこの姿を、撮ってほしいんです」

この言葉が、ずっと頭に残ったと言います。

当時の南さんは人を撮った経験がほぼなく、カメラマンの妹から「人を撮るのは下手くそ」とも言われていました。それでも、この一言が背中を押した。

最初から上手かったわけじゃない。でも動いた。それだけです。

週2日で月10〜20万円。どうやって稼いでいるか

「週2日しか動けないのに月10〜20万って、どういうこと?」と思いますよね。

仕組みはシンプルで、1件あたりの単価を1万5,000円〜5万5,000円のプラン制にしています。

お客様と事前にしっかり話して、「この方にはこのプランが合ってる」と一緒に決めていく。
値引き交渉もないそうで、「ヒアリングをちゃんとするからだと思う」と話していました。

月5〜6件こなせれば、平均3万円として18万円前後になる。繁忙期の10〜11月は家族撮影の依頼が急増して、「受けきれなくて他のカメラマンに回したいぐらい」とのことで、その時期の収入はかなり上がります。

年間で均すと、200〜300万円ペース。副業として週2日でこの数字は、正直すごいと思いました。

仕事はどこから来るのか

集客方法を聞くと、3つ挙げてくれました。

➀インスタグラムとスレッズ
インスタは作品を見せる場所として。スレッズは「繋がった人とZoomしたり直接会いに行く」ための場所として使っているそうです。
「そこで話したら、だいたい仕事をいただけている」と言っていて、SNSをゴールじゃなく入口として使っているのが印象的でした。

②守成クラブという経営者コミュニティ
ここには定例会でお互いの仕事を報告し合う文化があって、「南さんの写真よかったよ」という声が自然と広がっていく。
実際、そこからの依頼もじわじわ増えてきているそうです。

③紹介
「私のことがよかったから紹介しといたよ」と言ってくれるお客様がとても多いとのこと。
なぜそんなに紹介が生まれるか、というと——撮影したら終わり、じゃないからだと思います。

撮影後もその方の活動を応援したり、人と人を繋いだりしている。
そういう関わり方をしているから、「この人に紹介したい」という気持ちが生まれる。

「緊張は写真に出る」——だから場作りが最優先

南さんのメインは女性起業家・個人事業主のプロフィール写真です。
ホームページやSNS用の写真を中心に、企業からの依頼も増えてきています。

「なぜ選ばれるのか」を聞いたとき、技術の話は後回しで、まずこう言いました。

「大人ってカメラを向けた瞬間に緊張するじゃないですか。ちょっとでも緊張が出ると、それが写真にそのまま乗ってくるんですよね。だから雰囲気作りは、すごく気をつけています」

南絵里加

声のかけ方、最初の会話の選び方、場の空気の作り方。
シャッターを切る前から、撮影はもう始まっている。

「私の武器は、看護師だからこそできる寄り添う力と傾聴力です」とも話していました。
前職が直接強みになっているケースで、これはちょっと他の人にはなかなか真似できないなと思いました。

大阪万博でメインカメラマンを任された話

これまでで一番印象に残っている撮影を聞いたら、即答でした。

大阪万博での着物ショー。
メインカメラマンとして入ることになったんですが、声がかかったのは当日のギリギリだったそうです。

「私が休みの日に『行きますか、行きませんか』という連絡が来て。すぐに『行きます!』って返事しました」

南絵里加

その即決を、紹介してくれた中川先生も「あなたは運がある」と言ってくれたそう。
でもそれって、運というより「すぐ動ける状態でいた」からだと思います。

この日は夏の一番暑い日に外で一日中3,000枚以上撮影。
後日カメラが壊れるという大失敗につながるんですが、それはまた別の話です。

失敗談:本番の半日前、カメラが動かなかった

南さんにも、苦い経験があります。

大阪万博で3,000枚以上撮影したあと、次の撮影現場(福島)にそのカメラを持って行ったら——本番の半日前に突然動かなくなった。

「前日は動いていたのに」と話していましたが、夏の酷暑で酷使されたカメラは、静かに限界を迎えていたんですね。
その場に師匠の鈴木先生(自分ですが!)がいてくれて、機材を貸してもらえて事なきを得ましたが——もし1人だったらと思うと、かなり怖い体験です!

この失敗を経て、今は2台体制。
夏の外撮影はなるべく控え、スタジオ撮影を増やすようにしているそうです。

「本番前の機材チェックの大切さを痛感しました」

と、笑いながら話してくれました。

使っている機材

機材の話も少しだけ。

カメラはCanon EOS R6 Mark2とR6の2台。
キャノンを選んでいる理由を聞いたら、

「シャッター音が好きで、グリップが手に合っていて、キャノンの赤が好きなんです」

と言っていました。

「キャノンって人をあたたかく撮れる感じがして。
優しい雰囲気の写真が好きだったので、もうキャノン一択でした」と。

スペックより感覚で選んでいるのが、なんか南さんらしいなと思いました。

お気に入りのレンズは100mmのマクロ。

「綺麗に写りすぎるって嫌がる人もいるんですけど」

と笑っていましたが、それだけ精細に写るということ。
人物も風景もこれ1本でこなしているそうです。

パソコンはMacBook Air。「iPhoneと連動しやすいし、詳しくないのでMacにしました」とのことでした!。

初心者へのアドバイス、過去の自分へ言いたいこと

これからカメラマンを目指す人へのアドバイスを聞いたら、こう言いました。

「悩んでる暇があるんだったら撮影に行け、って思います。動いた人が勝てる世界なので、いいご縁だと思ったら飛びついていってほしい」

南絵里加

過去の自分へのアドバイスは、少し間があってから。

「自分の価値を、もうちょっと信じてよかったなって思います。始めた頃ってすごく不安で自信もなかったけど、周りの人って思ったよりちゃんと見てくれているんですよね」

南絵里加

この言葉は、今まさに一歩を迷っている人に刺さるんじゃないかなと思いました。

全記事のラインナップ

南絵里加さんへのインタビューは、テーマ別に6本の記事にまとめています。気になるところから読んでみてください。

📌 記事① キャリア編

看護師からカメラマンへ。きっかけ・最初の仕事・ぶつかった壁・仕事が増えた転機まで。

→ 看護師からカメラマンへ転身した南絵里加さんのキャリアストーリー

📌 記事② 集客編

SNS(スレッズ)・守成クラブ・紹介——3つのチャネルが循環する仕組みを施策ベースで解説。

→ カメラマンとして仕事を増やした3つの集客メソッド

📌 記事③ 収益編

週2日・月10〜20万円の収益構造を、単価・件数・繁忙期に分解。年収200〜300万円ペースの実態も公開。

→ カメラマンの収入リアル——週2日で月20万円を実現する仕組み

📌 記事④ 撮影ジャンル編

女性起業家のプロフィール撮影から大阪万博まで。どんな撮影をしているか、印象に残った仕事の話。

→ 女性起業家専門カメラマンが語る——撮影ジャンルと印象に残る仕事

📌 記事⑤ マインド編

撮影で大切にしていること・カメラが壊れた失敗談・初心者へのアドバイス・過去の自分へのメッセージ。

→ プロカメラマンが明かす撮影の流儀——失敗談と初心者へのアドバイス

📌 記事⑥ 機材編

Canon EOS R6 Mark2・100mmマクロ・MacBook Airを選んだ理由と、機材選びの考え方。

→ 南絵里加カメラマンの使用機材——キャノンを選ぶ理由とお気に入りレンズ

インタビューを終えて

話を聞いていて一番印象に残ったのは、「すごいことをしている人」という感じじゃなかったことです。

患者さんに写真を飾って、声をかけてもらって、勇気を出して人を撮り始めて、失敗して、師匠の言葉を信じて動いて——そういう積み重ねがあって、今の南さんがいる。

「動いた人が勝てる」という言葉は、南さん自身が体で証明していることだと思いました。

カメラマンを目指している方、副業として稼ぎたい方、どこから読んでもヒントが見つかるはずです。

南さんのインタビューで出てきた主なポイント

  • カメラマンへの転身のきっかけは「患者さんの一言」だった
  • 週2日・月10〜20万円が成り立つのは、単価設計と繁忙期の活用のおかげ
  • 仕事の取り方はSNS・守成クラブ・紹介の3本柱。広告費ゼロ
  • 大阪万博の着物ショーをメインカメラマンとして担当した
  • カメラが本番前に動かなくなった失敗から、2台体制に切り替えた
  • 「悩んでる暇があったら撮影に行け」が初心者へのアドバイス

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この記事を書いた人

株式会社マイルストーンムービー:代表取締役 鈴木賢一朗
〇企業向け動画制作&写真撮影
〇短期大学(テクノアカデミー会津)の講師
〇カメラマン育成講座(アニバーサリーフォトグラファー養成講座)主催

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