友人と食事をしている時に
10年以上前の結婚式で、
「家族に結婚式のビデオ撮影を頼んだら失敗した!」
という話をしてくれました!
今現在、結婚式専門の
ビデオ撮影カメラマンとして働いているので、
友人・知人に結婚式のビデオ撮影を依頼する時の、
3つの注意点についてまとめておきます。
※友人の結婚式の時は、
まだプロのビデオカメラマンとしては、
活動していなかったので力になれませんでした(涙)
結婚式のビデオ撮影を友人に依頼した失敗談!
友人から聞いた、結婚式の失敗談は、
プライベートな事なので、ブログには書きませんが・・・
どんな失敗談があるかを検索してみました。
「結婚式 撮影 失敗」
で検索してみたら、
いろいろな失敗談が出てきました。
特に多く感じたのは、初歩的なミスです。
こんな失敗談があるようです。
友人にビデオ撮影を頼んでいたのに三脚が立てられなかったという理由で撮れなかったそうです。
最初は写真もあるしとあまり落ち込んではなかったのですが、親戚や友人に会うと『ビデオ撮らなかったの?』という言葉を必ず言われ、自分自身でもホテルにお願いすればよかったと後悔でいっぱいです。
参考サイト:後悔の毎日です
他にも、読んでいて非常に納得出来る記事をみかけました!
参考サイト:結婚式の撮影を依頼されても絶対に引き受けてはいけない4つの理由
同時に、プロの業者に依頼して、
失敗したという失敗談も多くみつけました。
ですので、最終的に、
プロに任せておけば良い!
と言うつもりはありません。
今回の記事は、依頼するにあたっての
注意点と提案だと思って頂ければ!
1 一眼レフカメラを持っている=撮影出来る?
結婚式では、
写真撮影とビデオ撮影のオプションがあり、
写真撮影は必ず依頼されるようですが、
ビデオ撮影は予算の都合上、
頼まない場合も多いようです。
もちろん、
ビデオを撮っても後から見ない
という理由であれば良いと思います。
しかし、結婚式のビデオ動画は欲しいけど、
友人が一眼レフカメラを持っているから、
その人に頼むという理由なら、
慎重に考えた方がいいです。
一眼レフカメラを持っている=撮影スキルがある
とは言えません。
もちろん、セミプロみたいな人もいるので
完全に否定しているわけではありません。
頼もうとしている友人が、
どれだけ撮影スキルがある人なのか?
をしっかりと聞いた方がいいです。
頼む側なので、聞きにくいとは思いますが・・
2 一眼レフカメラとビデオカメラの違いを知る
最近の一眼レフカメラは、
綺麗な動画が撮れるカメラが増えています。
だからこそ、
一眼レフカメラを持っている友人に、
ビデオ撮影をお願いできるかも?
と思う気持ちはよくわかります。
しかし、
一眼レフカメラとビデオカメラは
機能も用途も違います。
一眼レフカメラで出来る事・出来ない事
一眼レフカメラの場合は、
動画の撮影時間が30分までに制限されています。
※一部のパナソニック製一眼レフカメラは、
この制限がはずされています。
この制限ですが、EU圏内の規制で
30分以上の動画撮影出来るカメラを、
ビデオカメラと分類しているためです。
ビデオカメラになると、
カメラより関税が数%上がるため、
メーカーによって、意図的に制限しています。
※一部のパナソニック製一眼レフカメラは、
最初から輸出をしないのを前提に、
制限を外しているワケです。
上記の理由により、
結婚式全体の流れを残すには不向きです。
短い動画をつなぎあわせた
ダイジェストムービーを作る
のに向いています。
また、撮影した写真を順番に表示する
スライドショームービーを作る
のに最適です!
一眼レフカメラで、動画撮影をする場合は、
撮影スキルに加えて、
動画&写真の編集スキルが必要になります。
ビデオカメラの出来る事・出来ない事
ビデオカメラの場合は、
30分以上の長時間録画が出来るのが特徴です。
そのため、
結婚式の流れを最初から最後まで、
記録に残す事が出来ます。
この場合は、
長時間の動画を加工するため、
スライドショーやダイジェストムービーより
更に、高度な動画編集スキルが必要になります。
カメラとビデオカメラでは、
他にも様々な点で違いがあるのですが、
長文になるので録画時間にだけ絞って書きました。
ビデオ撮影では、動画編集スキルも重要になります。
3 写真撮影とビデオ撮影で求められるスキルが違う
写真撮影もビデオ撮影も、
「撮影」
という言葉が入っているので、
似たような印象を、
持たれる方が多いと思います。
しかし、求められる撮影スキルは全く違います。
大きな違いは、
- 写真撮影の場合は、オートが使える
- 動画撮影の場合は、オートが使えない
事です。
写真撮影の場合は、
オート機能を使うと、
それなりの写真が撮れます。
※結婚式の撮影をするプロのフォトカメラマンは、
もちろんすべてマニュアルで撮っています。
ビデオ撮影に関しては、
結婚式の撮影の際は、
オート機能は使えないんです。
その理由は、結婚式は
頻繁に結婚式場の明るさが変わるから!
オートを使った場合、
明るく撮りたい所で暗くなったり、
明るさを抑えたい所で、
より明るくなったり、
撮影者の意図しない、
明るさになる可能性があるからです。
写真撮影でも、オート撮影機能を使うと
同様の状況になる事があります。
しかし、写真撮影の場合は、
編集ソフトで後から、
明るさを変える事ができます。
動画撮影の場合は、
動画編集ソフトで明るさの修正は可能ですが、
明るさが頻繁に変わると、
後からの修正は難しくなります。
もちろん、
写真撮影が簡単で、
動画撮影が難しいということではありません。
求められるスキルが違うだけです。
動画の撮影経験がある人にお願いする
のがポイントになります。
結婚式のビデオ撮影を依頼する時の3つ注意点
今回、結婚式のビデオ撮影を友人にお願いする時の、
3つの注意点を考えてみました。
- 一眼レフがある=撮影スキルがあると思い込まない!
- 用途に合わせた機材と編集スキルを確認する!
- 写真撮影と動画撮影のスキルの違いを知る!
では、プロにお任せしておけば良いのか?
実は、そうは考えていません!
プロのビデオ撮影カメラマンは、
新郎新婦との接点は、
結婚式だけです。
友人にしか見せない、
新郎新婦の表情があります。
そんな表情を撮影出来るのは、
一緒に時間を過ごしてきた、
友人しかいません!
友人には、結婚式のメイキング動画を
依頼してはどうでしょうか?
結婚式の全体を振り返るのに、
ビデオ撮影は、プロにお願いして、
距離感の近い動画を友人にお願いすれば、
2つの結婚式ストーリーを楽しめます!
予算の都合等で、
ビデオ撮影業者に依頼せずに、
友人に依頼する場合は、
どんな撮影上の失敗でもゆるせる!
そんな気持ちで依頼するなら、
後悔しなくてすみます!
プロのビデオカメラマンは、
メインカメラマンの下について、
サプカメラマンとしての修行期間を経て、
ようやく撮影を任されるようになります。
それを考えたら、友人はぶっつけ本番で、
経験もない事に挑戦するのですから、
失敗しない方が難しいです!