24-50mm F2.8の20-70mm F4比較レビュー

「24-50mm F2.8にするか、20-70mm F4にするか——もう何時間も調べているのに、答えが出ない。」

そんな状態でこの記事にたどり着いた方へ。

その迷い、正直すごくわかります。

どちらもソニーのGレンズで、スペック表を並べても「結局どっちがいいの?」という疑問は解消されません。
カタログの数字では、自分の撮影シーンに当てはめたときの差がイメージできないからです。

この記事では、スペックの羅列は最小限にします。「自分がどう撮りたいか」という軸だけで、どちらを買うべきかを即決できるように整理しました。

結論から言います。ポートレートや室内撮影がメインなら「24-50mm F2.8 G」、旅行・動画・とにかく万能に使いたいなら「20-70mm F4 G」です。

特に、これから出張カメラマンとして活動しようと考えている方には、私は「20-70mm F4 G」をおすすめしています。

ただ、自分はある理由から「24-50mm F2.8 G」も購入しています。
その理由は最後のまとめで書いています。

この記事を最後まで読めば、今日中に購入ボタンを押せます。

この2本で迷っている人の95%は、用途を整理すれば即決できます。

スペックより「自分がどう撮るか」で選ぶのが正解です。

目次

結論|迷ったらこれを選べ

この見出しだけ読めば決まります。

用途 おすすめ
ポートレート・人物撮影 ✅ 24-50mm F2.8 G
室内・暗所スナップ ✅ 24-50mm F2.8 G
動画・Vlog ✅ 20-70mm F4 G
旅行・風景 ✅ 20-70mm F4 G
日常の万能1本 ✅ 20-70mm F4 G
明るさ重視・ボケを楽しみたい ✅ 24-50mm F2.8 G

迷ったらまず「自分は人を撮るか、景色を撮るか」で判断してください。それだけで答えが出ます。

この2本の違いを一言で

FE 24-50mm F2.8 G =「明るさと描写力に全振りした撮影特化レンズ」

開放F2.8の明るさと、Gレンズの名前に恥じない解像力が武器。

焦点距離は狭いが、その分一枚一枚の画質に妥協がない。ボケを活かしたポートレートや、暗所での撮影に圧倒的な安心感があります。

「撮りたい写真が明確にある人」向け。

FE 20-70mm F4 G =「どこでも使えるオールラウンダー」

20mmの超広角から70mmの中望遠まで。

旅行でもスナップでも動画でも、これ1本でほぼカバーできます。

F4は決して暗くなく、晴天・日中の撮影では全く気になりません。

「何を撮るかまだ決まっていない人、旅行やVlogに使いたい人」向け。

スペック比較|ソニー 24-50mm vs 20-70mm

項目 FE 24-50mm F2.8 G FE 20-70mm F4 G
焦点距離 24-50mm 20-70mm
開放絞り F2.8 F4
最短撮影距離 約0.19m(広角端) 約0.25m(広角端)
フィルター径 67mm 72mm
重量 約281g 約488g
手ブレ補正 なし(ボディ依存) なし(ボディ依存)
防塵・防滴 あり あり
実売価格(目安) 約13〜15万円 約10〜13万円
軽さと明るさは24-50mm、ズーム域とコスパは20-70mmが上。どちらも防塵・防滴対応なので、アウトドアや悪天候でも安心して使えます。

作例ベースの違い|ボケ・広角・解像感を比較

ボケ・広角・望遠の3つの要素から比較してみました。

自分が求めるものがボケなのか、広角なのか、望遠なのかを整理してみてみてください。

ボケ

FE 20-70mm F4 G:F4mmの作例

FE 24-50mm F2.8 G:F2.8mmの作例

上記の作例はF値以外は、下記の設定で固定しています。

  • シャッタースピード:1/1250
  • ISO感度:400

F値のみ変えているので、FE 24-50mm F2.8 Gは少し白飛び気味かと思います。

F2.8とF4では、50mmで約1段の差があります。
その点も写真から確認して頂けるかと思います。

前ボケを入れたパターンの作例も以下に掲載します。

FE 20-70mm F4 G:F4mmの作例

FE 24-50mm F2.8 G:F2.8mmの作例

こちらは、F値以外の設定は下記の通りです。

  • シャッタースピード:1/2000
  • ISO感度:640
実際に撮り比べると、背景との分離感は24-50mm F2.8 Gが明確に上。ポートレート撮影をメインで考えている方にとってもは、F2.8のボケ感は捨てがたいものがあるのではないかと思います。

一方、20-70mm F4 Gも70mmで撮れば十分なボケが得られます。「ボケさえあればいい」なら70mm端での撮影でカバー可能です。

ポートレートでボケを重視するなら 24-50mm F2.8 G 一択。

広角の違い(20mm vs 24mm)

FE 20-70mm F4 Gの作例

FE 20-70mm F4 G:20mmの作例

FE 24-50mm F2.8 G:24mmの作例

4mmの差は「思ったより大きい」というのが正直な感想です。

特に室内・狭い空間・建築・動画のフレーミングでは、20mmは引けないシーンで救われることが多いと思います。

例えば七五三やお宮参りを撮影するカメラマンであれば、FE 24-50mm F2.8 Gの選択でも良いと思いますが、入学式・卒業式の撮影もスクールフォト案件も担当するカメラマンなら、やっぱりFE 20-70mm F4 Gがおすすめですね。

旅行先でワイドに街並みを撮りたいとき、24mmでは収まらなかった構図が20mmなら入る。

旅行や動画で「広く撮りたい」シーンが多いなら 20-70mm F4 G の20mmは強力な武器になります。

望遠の違い(70mm vs 50mm)

FE 20-70mm F4 Gの作例

FE 20-70mm F4 Gの作例

FE 24-50mm F2.8 Gの作例

50mmと70mmの差は「たった20mm」と思いがちですが、実際に撮り比べると被写体への寄り方と背景の圧縮感が明らかに違います。

70mmは「もう一歩踏み込んだ切り取り方」ができる焦点距離です。

人物を撮るときは顔周りをタイトに構図に収められ、街スナップでは遠くのディテールを引き寄せる使い方ができます。50mmでは「もう少し寄りたいのに、これ以上近づけない」と感じる場面が、70mmだとすっきり解決します。

一方、50mmは「見た目に近い自然な画角」として使いやすい焦点距離です。日常スナップや食べ物・物撮りでは、50mm前後の距離感がもっとも違和感なく仕上がります。

実際のシーンで差が出る場面を整理すると:

  • カフェでの人物スナップ:席から動けない状況で表情をタイトに切り取りたいとき、70mmは明確に有利。50mmでは画角が広くテーブルや背景が余計に入ります。
  • 子供・ペットの撮影:動き回る被写体を離れた位置から狙うとき、70mmの「少し離れて撮れる」距離感は大きなアドバンテージになります。
  • 旅行先での建築・風景:圧縮効果を活かして奥行きを強調したい場面では、70mmの方が意図した絵に近づきやすいです。
望遠端で「もう一歩踏み込んだ画」を撮りたいなら 20-70mm F4 G が有利。
日常の自然な距離感で十分なら 24-50mm F2.8 G の50mmで不満は出ません。
特にFE 24-50mm F2.8 Gは、取り付け時から望遠側の50mmで撮影できるので、50mmを楽しむレンズとも言えるかと思います。

解像感

両レンズともGレンズ基準の高い解像感を持ちます。開放での解像感は24-50mm F2.8 Gがわずかに上という印象ですが、実用レベルでは20-70mm F4 Gも全く不満なし。

解像感で選ぶ必要はほぼありません。用途で選んでください。

実用シーン比較

シーン 24-50mm F2.8 G 20-70mm F4 G
カフェ・室内スナップ ◎ F2.8で安心 ○ F4でも十分
旅行(街歩き) △ 望遠が足りない ◎ 何でも撮れる
ポートレート ◎ ボケと解像感が最高 ○ 70mmなら問題なし
動画・Vlog ○ 明るさは強み ◎ 広角・ズームが活きる
夜景・暗所 ◎ F2.8は圧倒的 △ F4では限界あり

用途別おすすめ|ポートレート・動画・旅行・スナップ

📸 ポートレート撮影

→ 24-50mm F2.8 G を選んでください

F2.8の明るさと50mm端での美しいボケは、ポートレートに最適です。室内での自然光撮影でも感度を上げすぎず、ノイズの少ないクリアな描写が得られます。「人を綺麗に撮りたい」ならこれ一択です。

🎬 動画・Vlog

→ 20-70mm F4 G を選んでください

20mmの画角は動画のフレーミングで圧倒的に有利。自撮り気味のVlogでも自分が収まり、街中や旅先でのウォーキング動画でも臨場感が出ます。F4は動画では絞りやすく、パンフォーカス的な使い方にも向いています。

✈️ 旅行

→ 20-70mm F4 G を選んでください

荷物を減らしたい旅行では、20〜70mmの焦点距離が「1本で何でも撮れる」安心感をくれます。広角の建築・風景から、70mmでの圧縮した人物スナップまで、旅のあらゆるシーンをカバーします。旅行には迷わず20-70mm F4 G です。

 

🚶 日常スナップ

→ 撮影環境で分岐します

明るい場所で撮ることが多い → 20-70mm F4 G(ズーム域の広さが快適)
夕方・室内が多い → 24-50mm F2.8 G(F2.8の恩恵をフル活用)

日常スナップは「いつどこで撮るか」で変わります。迷ったら自分の生活パターンを振り返ってみてください。

よくある質問|購入前の不安を解消する

FE 20-70mm F4 Gは暗すぎるのでは?

日中・屋外ではほぼ問題ありません。F4が「暗い」と感じるのは、ISO感度を上げたくない暗所撮影がメインの場合です。普通の日常スナップや旅行では、F4で困る場面はほとんどありません。ボディのISO耐性が上がった現代では「F4 = 暗い」は過去の話です。
20mmは本当に必要?
動画・旅行・室内なら「あると確実に助かります」。24mmで撮れない構図が20mmで撮れるシーンは、旅行先や室内では思った以上に多いです。「広角がいらない」と思っている人ほど、使い始めると手放せなくなるのが20mmです。
24-50mmはズーム域が狭すぎない?
用途を絞れば全く問題なし。ただし万能には使えません。24-50mmは「ポートレートや室内スナップに特化したレンズ」として考えると、焦点距離の狭さは気になりません。逆に「旅行で遠くのものも撮りたい」「いろんなシーンをこれ1本で」という使い方には向いていません。
価格差は?どちらがコスパが良い?
コスパなら20-70mm F4 G が上です。焦点距離の広さ、汎用性の高さを考えると、20-70mm F4 Gは「ソニーEマウントで最初の1本」として非常にコスパが高いレンズです。24-50mm F2.8 Gはその分、F2.8という明るさへの対価として価格が上がっています。

結論(再提示)|ソニー 24-50mm vs 20-70mm 比較まとめ

ボケ・ポートレート・暗所 → FE 24-50mm F2.8 G

旅行・動画・万能 → FE 20-70mm F4 G

「ソニー 24-50mm 20-70 比較」で悩んでいる人の多くは、この2軸で答えが出ます。どちらも妥協のないGレンズです。「高い買い物だから失敗したくない」と感じている今こそ、用途を1つ決めて選び切るタイミングです。

実は、私は FE 20-70mm F4 Gを購入した後で、FE 24-50mm F2.8 Gも購入しています。

その理由は、仕事の撮影では予備の標準レンズは必要で、そのために似たような画角のレンズをもう1本購入した形です。

2台のカメラで同じシーンと撮る必要があるバックアップ目的として購入しました。

 

今すぐ購入する

この2本は、発売直後から品薄になることがある人気レンズです。

特に24-50mm F2.8 G は在庫が安定しない時期があり、「買おうと思ったらなかった」という声も少なくありません。

価格も比較的安定していますが、セール時期には数千円〜1万円以上変動することがあります。「迷ったら買う」くらいの温度感で正解です。

どちらのレンズも、ソニーのカメラを持っているなら絶対に後悔しない選択です。この記事を読んだ今が、一番決断しやすいタイミングです。

※ 記事内の価格は目安です。最新情報は各リンク先でご確認ください。

これから副業カメラマンを目指す方へ

カメラナビゲーターでは カメラマンのリアルな働き方を インタビュー形式で紹介しています。
▶ カメラマン100人インタビューはこちら
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この記事を書いた人

株式会社マイルストーンムービー:代表取締役 鈴木賢一朗
〇企業向け動画制作&写真撮影
〇短期大学(テクノアカデミー会津)の講師
〇カメラマン育成講座(アニバーサリーフォトグラファー養成講座)主催

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