一眼レフカメラやミラーレス一眼などレンズ交換式カメラをはじめて購入する際は、レンズがセットになっているレンズキットを購入されるケースが多いと思います!

カメラの購入自体がはじめてだとレンズまで気がまわらず、適当に決めている方が多いのではないでしょうか?

自分がそうだったので・・・
さらに追加レンズを購入した時も知識不足で失敗しました(涙)

自分の失敗談も含めて、

レンズの選び方

を記事にまとめてみました!

レンズの選び方の3つの知識

レンズを選ぶ際には、
3つの知識が必要になります。

  1. レンズの見方
  2. レンズの種類
  3. センサーサイズと画角

この3つについて詳しく説明していきます。

1:レンズの選び方はレンズの見方を知る事から!

レンズの選び方を知るためには、レンズの見方を知る事が重要です。

実際に自分の持っているレンズを使って見方をご紹介します。
※手元にあるのがキャノンのレンズのみなので、キャノンのレンズの見方をご紹介します。

レンズに記載されている数字を拡大した写真

また説明書などを見ると、このレンズの製品名は以下の通りです。

EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

EF-Sは、EFはキャノンの一眼レフカメラEOSシリーズに対応しているレンズになります。
センサーのサイズにより装着できるレンズがかわります。

  • EF ・・・フルサイズ・APS-Cサイズ両方に対応
  • EF-S ・・APS-Cサイズ専用でフルサイズには装着できません
  • EF-M ・・キャノンのミラーレス一眼EOS Mシリーズに装着できるレンズ

18-55mmは焦点距離18mm~55mmの範囲で、使用できる事を表示しています。

数値が小さい程写る範囲が広く(広角)写り、数値が多きい程写る範囲が狭く(望遠)写ります。

F3.5-5.6は、開放F値を表示しています。

F値はどれでけレンズを開放して撮影するかの表示で、数値が小さくなるほど開放されて明るく撮影できます。

このレンズの場合だと、

  • 18mm・・・F3.5
  • 55mm・・・F5.6

になるため55mmの望遠で撮影すると、暗めに写る事があります。

ISはイメージスタビライザーが、搭載されているいる事を表示しています。

キャノンのイメージスタビライザーは、レンズ内手ブレ補正機能で手持ちで撮影する際に、手ブレを効果的に防いでくれます。

AFモーターの種類
今回サンプルににしたレンズは、EOS kiss X5のセットレンズです。

EOS kiss X5以降に販売された、EOS シリーズではAFモーターがさらに進化しているので合わせてご紹介します。

STM・・・Stepping Motor
静かでなめらかなオートフォーカスの動作で撮影できます。
動画撮影時もピントあわせがスムーズです。

USM・・・Ultrasonic Motor
STMを超える静粛性・高速AFを実現したモーター
EOS 80Dのセットレンズに採用されてから、他のカメラでもセットレンズとして選べるモデルが増えている。

他の性能は同じでも、モーターの違いだけで価格も大幅にかわります。

Canon 標準ズームレンズ EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM APS-C対応

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EOS kissシリーズの一部とEOS 80DとEOS 8000Dのセットレンズ

Canon 標準ズームレンズ EF-S18-135㎜ F3.5-5.6 IS USM APS-C対応

Canon 標準ズームレンズ EF-S18-135㎜ F3.5-5.6 IS USM APS-C対応

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EOS 80DとEOS 8000Dのセットレンズとしても知られるレンズ

EOS 80Dのデモ機を使わせて頂いた際もピント合う速さとスピードには驚きました。

AFモーターの違いで、2万5千円前後の違いがあります。
※2018年10月現在

2:レンズの選び方は種類を知る事から!

レンズには画角の違いで、大きくわけて3種類あります。

  • 広角レンズ・・・広い範囲を撮影出来るレンズ
  • 標準レンズ・・・目で見ている感じに近いレンズ
  • 望遠レンズ・・・遠くのものを大きく写せるレンズ

さらに、ズームレンズと単焦点レンズの2種類があります。

ズーム操作により焦点距離を変えられるズームレンズと、焦点距離が固定されている単焦点レンズの2種類があります。

ズームレンズは、焦点距離が変えられるので写せる範囲(画角)を調整しながら撮影できるため、レンズ交換の頻度を減らし荷物を減らすメリットがあります。

単焦点レンズは、焦点距離が固定されており構造がシンプルなので軽量で、コンパクトなレンズが多いです。

また、開放F値が小さいレンズが多く、暗所での撮影にも便利です。

3:センサーサイズと画角の関係

画角とは撮影できる範囲の事です。

画角が変わると同じ場所から撮影しても被写体の大記載に違いができます。

画角はレンズの焦点距離と、センサーの記録面の大きさによってきまります。

フルサイズとASP-Cサイズのセンサーを搭載したカメラの場合だと、同じ焦点距離のレンズで撮影してもセンサーサイズの大きさが違うため画角も変わってきます。

フルサイズセンサーの場合だと、35mm判と同じ大きさで記録されます。

APS-Cセンサーの場合だと、フルサイズに比べてセンサーサイズが小さいので、画角が狭くなります。(撮影できる範囲が狭くなる)

キャノンの場合だと、焦点距離の約1.6倍相当の画角になります。

センサーサイズの比較

 

kiss X5のダブルズームキットのレンズで説明用のサンプル写真を撮ってみました!


モデルはアシスタントのウミ(猫)のぬいぐるみ

卓球台の両端にカメラとぬいぐるみを設置して撮影

焦点距離 18mmで撮影
広角の画角になるので、被写体が集合写真や風景写真におすすめ!

焦点距離 55mmで撮影
被写体の動きなどをアップで撮影するならこのぐらいの画角がおすすめです。

焦点距離 250mmで撮影
被写体が離れている場合は望遠レンズがおすすめ!

単焦点レンズ50mmで撮影
単焦点レンズは焦点距離が、変えられないのでアップにする場合は自分が近づく必要があります。

レンズの選び方まとめ

一眼レフカメラの魅力は、レンズを変えられる点です。

その魅力を活かすためにもカメラを購入する前に、レンズの選び方についてしっかり勉強しておく事が大事です。

自分がはじめて購入した一眼レフカメラ「EOS kiss X5 ダブルズームキット」では、レンズが二つセットになっています。

お得感があるという理由だけで、ダブルズームキットを購入してしまいました。

しかし、イベントの撮影が主な目的だったので、望遠レンズはほとんど使う事はありませんでした(涙)

差額分で単焦点レンズを購入した方が、一眼レフカメラの楽しみが実感出来たと思います。

今回のレンズの選び方に関する記事が、カメラ選びの参考になれば幸いです。