女性カメラマンが手がける撮影ジャンルと忘れられない七五三の記憶|大石彩乃さんインタビュー

「どの撮影ジャンルで仕事をすればいいのか?」

カメラマンとして活動を始めようとしたとき、最初に迷うのがこの問いです。

本記事では、静岡・東京を拠点に活動する女性カメラマン・大石あやのさんが現在どんなジャンルを手がけているか、そしてなぜそのジャンルを選んでいるのかを、インタビューをもとに詳しく解説します。

撮影ジャンルの選び方に迷っている方の参考になれば幸いです。

📌 この記事でわかること

  • 大石さんが現在手がけている撮影ジャンルの一覧
  • なぜそのジャンルに集中しているのか
  • 今でも忘れられない印象的な撮影エピソード
  • 撮影ジャンルの選び方で大事な考え方

あやのさんのように、趣味から仕事に変えたい方へ

結論|ジャンル選びは「自分の強みとの掛け合わせ」で決まる

まず結論からお伝えします。

大石あやのさんが手がけている撮影ジャンルは以下の4つです。

撮影ジャンル 比重 強みとの関係
プロフィール撮影 ◎ メイン ヘアメイクとセットで提供しやすい
イベント・セミナー撮影 ○ 定期的に受注 継続依頼につながりやすい
フード撮影 △ サブ 美的センスを活かせる
七五三・家族写真 ○ 繁忙期に集中 着物×ヘアメイクの専門性が活きる

一見バラバラなジャンルに見えますが、すべてに共通しているのは「ヘアメイクができるカメラマン」という軸です。

このポジションがあるからこそ、各ジャンルで差別化が生まれています。

① プロフィール撮影|メインジャンルになった理由

大石さんの仕事の中で、件数として最も多いのがプロフィール撮影です。

「ヘアメイクの仕事と組み合わせやすいので、プロフィール撮影が一番多くなっています。ヘアメイクをして、そのままカメラマンとして撮影する、ダブルでお仕事をするパターンが多いですね」

(大石あやのさん)

起業家・フリーランス・会社員など、自分の写真を更新したいというニーズは幅広い層にあります。

特に女性向けコミュニティとの親和性が高く、そこからの依頼が安定して入ってくる状況です。

✅ ポイント

  • プロフィール撮影は定期更新ニーズがあり、リピートにつながりやすい
  • ヘアメイクとセットにすることで単価が上がり、競合との差別化になる
  • 女性向けコミュニティとの相性が特に良いジャンル

② イベント・セミナー撮影|継続依頼につながるジャンル

セミナーや交流会などのイベント撮影も、定期的に手がけているジャンルです。

「セミナーの中での撮影だったり、交流会の撮影など、イベント系も結構ありますね」

(大石あやのさん)

イベント撮影は、一度関係を作ると継続的に依頼が来ることが多いジャンルです。

主催者との信頼関係が生まれれば、毎回声をかけてもらえる定期収入の柱になります。

✅ ポイント

  • 1回の依頼が継続依頼につながりやすい
  • セミナー主催者・コミュニティ運営者との関係構築が重要
  • 定期収入の柱として機能しやすいジャンル

あやのさんのように、趣味から仕事に変えたい方へ

③ フード撮影|美的センスが活きるサブジャンル

飲食店や食品のフード撮影も手がけています。

人物撮影と比べるとアプローチは異なりますが、「ものを美しく見せる」という美的感覚は共通しています。

ヘアメイクで培った「見え方へのこだわり」が、フード撮影にも自然と活かされています。

✅ ポイント

  • 人物撮影と並行して受注できるサブジャンルとして有効
  • スタイリング・構図への感度が高い人に向いている
  • 飲食店・食品ブランドとのつながりが集客の入り口になる

④ 七五三・家族写真|繁忙期に収入が集中するジャンル

大石さんの活動の中で、繁忙期に大きな比重を占めるのが七五三や家族写真です。

特に七五三は、子どもの晴れ姿を記録する特別な撮影として、毎年11月を中心に需要が集中します。

さらに大石さんの場合、着物×ヘアメイクという専門性があるため、「着物撮影といえば大石さん」というポジション確立を目指して力を入れているジャンルでもあります。

「着物って言ったら私だよねっていう風に思ってもらえるカメラマンになっていきたいと思います」

(大石あやのさん)

✅ ポイント

  • 七五三・年末は繁忙期になりやすく、収入が大きく増える
  • 着物×ヘアメイクの専門性で他のカメラマンと差別化できる
  • 「このジャンルといえばこの人」というポジションが最強の集客になる

あやのさんのように、趣味から仕事に変えたい方へ

今でも忘れられない撮影|7歳の七五三で学んだこと

数ある撮影の中で、大石さんが今でも最も印象に残っていると語ったのが、カメラマンとして初めて自分で集客した七五三の撮影でした。

「7歳の女の子が、暑い中で着物を着て、一時間近く撮影に付き合ってくれたんです。でも私はカメラの技術のことで頭がいっぱいで、コミュニケーションが全然取れていなかった」

(大石あやのさん)

少しずつ子どもの笑顔が少なくなっていく。機嫌が悪くなる。でも自分には対処する余裕がない。

「もっとうまくできたはずなのに、という後悔が残った撮影です。だからこそ、今でも一番記憶に残っています」

(大石あやのさん)

この経験が、大石さんに一つの大きな気づきを与えました。

「撮影中に大切なのは、技術よりもコミュニケーション」

その教訓は今も、撮影前の準備と撮影中の雰囲気作りへのこだわりに生きています。

✅ 学べるポイント

  • 技術は必要条件だが、現場で差が出るのはコミュニケーション
  • 失敗した撮影ほど、成長の糧になる
  • 最初の仕事の「悔しさ」が、その後のスタイルを作る

撮影ジャンルの選び方|大石さんの事例から学べること

大石さんの撮影ジャンルを見て気づくのは、「好きなジャンル」ではなく「自分の強みと掛け合わせられるジャンル」を選んでいる点です。

ヘアメイクという既存スキルと相性の良いプロフィール撮影・七五三を軸にしながら、イベントやフードでジャンルを広げている。

このアプローチには明確なメリットがあります。

📌 ジャンル選びの3原則(大石さんの事例から)

  • ① 自分の既存スキル・経験と掛け合わせられるジャンルを選ぶ
  • ② メインジャンルを1つ決めて、そこで専門性を作る
  • ③「このジャンルといえばこの人」と言われることを目指す

撮影ジャンルはいくつも手を広げるより、1つの軸を作ってから横展開する方が収益につながりやすいです。

あやのさんのように、趣味から仕事に変えたい方へ

まとめ|「ヘアメイク×カメラ」という軸がすべてをつなぐ

大石さんの撮影ジャンルは、プロフィール・イベント・フード・七五三と一見多岐にわたりますが、すべてに「ヘアメイクができるカメラマン」という一貫した軸があります。

その軸があるからこそ、どのジャンルでも差別化ができ、「大石さんに頼みたい」という依頼につながっています。

撮影ジャンルで迷っている方は、まず「自分が持っている強みと掛け合わせられるジャンルはどこか」を考えることから始めてみてください。

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この記事を書いた人

株式会社マイルストーンムービー:代表取締役 鈴木賢一朗
〇企業向け動画制作&写真撮影
〇短期大学(テクノアカデミー会津)の講師
〇カメラマン育成講座(アニバーサリーフォトグラファー養成講座)主催

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