女性起業家専門カメラマンの仕事とは?南えりかさんが手がける撮影ジャンルと、大阪万博で得た忘れられない経験

「カメラマンとして活動するなら、どんな撮影ジャンルを選べばいいの?」

「自分に合ったジャンルに特化することで、本当に仕事が安定するの?」

こうした疑問を持っているあなたに向けて、この記事では奈良のカメラマン・南えりかさんが手がける撮影ジャンルの全貌と、これまでのキャリアで最も印象に残っている撮影エピソードをインタビューをもとにお届けします。

この記事でわかること
  • 南さんがメインで手がける撮影ジャンルとその理由
  • 女性起業家のプロフィール撮影が「選ばれ続けるジャンル」になった背景
  • イベント・家族・企業撮影まで広がる仕事の全体像
  • 大阪万博・着物ショーでメインカメラマンを務めた忘れられない体験
  • 「即決」がチャンスを引き寄せた、南さんらしいエピソードの全貌

南さんは現在、週2日の稼働で月10〜20万円の安定収益を実現しています。その収益を支えているのが、「メインジャンルの特化」と「季節・シーズンに合わせたジャンルの組み合わせ」という戦略です。

何でも撮るのではなく、自分に合ったジャンルを深く耕す——その選択が、今の南さんの仕事の安定を生み出しています。

この記事の結論(先にお伝えします)
  • メインジャンルは女性起業家・個人事業主のプロフィール撮影。通年で安定した需要がある。
  • 繁忙期(10〜11月)は家族撮影の依頼が急増し、受けきれないほどになる。
  • イベント撮影・企業撮影もスポットで入り、収益の上乗せになっている。
  • 印象に残る撮影として、大阪万博・着物ショーのメインカメラマンを務めた経験がある。
  • ジャンルは「自分の強みと掛け合わせられるか」で選ぶことが、長く続けられる秘訣。

南さんのように、趣味から仕事に変えたい方へ

南えりかさんの撮影ジャンル一覧

まず、南さんが現在手がけている撮影ジャンルを整理します。

撮影ジャンル 主な対象 受注の特徴
女性起業家プロフィール撮影 女性起業家・個人事業主・フリーランス 通年で安定。リピート・紹介が多い
企業・法人撮影 中小企業・スタートアップ ホームページ・SNS用写真。単価高め
イベント撮影 経営者コミュニティ・各種イベント スポット受注。繋がりから依頼が来る
家族撮影 七五三・記念・日常 繁忙期(10〜11月)に集中。リピーター多
スタジオ撮影 上記ジャンルのスタジオ版 夏季を中心に増加傾向

幅広いように見えますが、軸はあくまで「人を撮る、人と繋がる撮影」に一貫しています。すべてのジャンルが、南さんの「人と人のご縁を結ぶ写真家」というコンセプトと地続きになっています。

メインジャンル:女性起業家プロフィール撮影|「自分のもの」にできた理由

南さんのメイン撮影ジャンルは、女性起業家・個人事業主のプロフィール写真です。ホームページやSNS用のビジネス写真を中心に、起業家から個人事業主、さらには法人企業からの依頼も増えてきています。

「基本的には女性起業家さんなどのプロフィール写真が中心にさせていただいています。起業家さんだったり個人事業主さんもそうですし、時々企業の方からもご連絡いただいたりする機会もあって、ホームページだったりSNS用の写真を撮らせてもらっています。イベント撮影もいろんなところから呼んでいただいておりますので、そこで撮影させていただいたりしています」 南えりか

プロフィール撮影を選んだきっかけ

もともとプロフィール撮影に特化しようと決めていたわけではありませんでした。師匠である鈴木先生との対話の中で、方向性が定まっていきました。

「先生と話をして、どんな風にしていったらいいんだろうって思った時に、『プロフィール撮影やってみたら』と言ってくださったのが本当にきっかけで。今それを自分のものにできているのかなって思っていて、本当に今は楽しいですし、それでお役に立てているのも嬉しいなと思っています」 南えりか

「子どもの撮影だったら、また違うカメラマンになっていたと思う」とも話す南さん。自分の強みである「傾聴力・寄り添い力」と、プロフィール撮影で求められる「安心感・対話」が完全に一致したジャンルだったことが、今の安定につながっています。

なぜ女性起業家に「刺さる」のか

女性起業家にとってプロフィール写真は、ビジネスの顔です。ホームページのトップ、SNSのアイコン、名刺——至るところに使われ、初対面の相手への第一印象を左右します。

だからこそ、「ただ綺麗に撮ってくれるカメラマン」ではなく、「自分らしさを引き出してくれるカメラマン」が求められます。

南さんは撮影前のヒアリングを徹底し、その方の仕事・想い・見せたい自分像を深く聞き出した上でシャッターを切ります。看護師時代に磨いた傾聴力が、そのまま差別化ポイントになっているのです。

ポイント:撮影ジャンルを選ぶ際に大切なのは「流行っているから」でも「単価が高いから」でもありません。「自分の強みと、そのジャンルで求められることが一致しているか」が、長く続けられる仕事かどうかを決めます。南さんにとってプロフィール撮影は、まさにその一致点でした。

📎 プロフィール撮影の単価・件数・収益の詳細を知りたい方はこちら →

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サブジャンル:家族撮影・イベント・企業撮影|繁忙期と掛け合わせで年収を最大化

メインのプロフィール撮影を軸にしながら、南さんは複数のサブジャンルも手がけています。それぞれの役割を見ていきましょう。

家族撮影|繁忙期(10〜11月)の収益を一気に引き上げる

七五三シーズンを中心とした10〜11月は、家族撮影の依頼が急増します。

南さんはリピーターが多く、前年に撮影した家族が翌年も再依頼してくれるケースが多いため、繁忙期に入ると一気に予約が埋まります。

「去年もね、受けきれなくて他のカメラマンに回したいぐらいの感じのことを言っていましたもんね」 鈴木賢一朗(カメラマン育成講座 主宰)

通年のプロフィール撮影に、繁忙期の家族撮影を重ねることで、年間の収益に大きな山が生まれます。この「ジャンルの掛け合わせ」が、年収200〜300万円ペースを実現している仕組みの一つです。

イベント撮影|守成クラブや経営者コミュニティから依頼が広がる

経営者コミュニティや各種イベントからのスポット依頼も、南さんの仕事の一部を占めています。守成クラブで顔なじみになった会員からのイベント撮影依頼や、繋がりから紹介されるケースが多いのが特徴です。

1件あたりの単価が高めになることも多く、「撮影のついでにまたご縁が広がる」という南さんらしい好循環が生まれやすいジャンルでもあります。

企業・法人撮影|ホームページ・SNS用写真で高単価案件も

個人だけでなく、法人からの依頼も増えてきています。ホームページのスタッフ写真やSNS用の商品・サービス写真など、用途が明確な企業案件は単価が高めになる傾向があります。

プロフィール撮影で培った「ヒアリング→提案」のスタイルは、法人案件でもそのまま活きています。「何のために撮るか」を深く聞き、用途に合った写真を提供する姿勢が、企業からの信頼獲得にもつながっています。

ポイント:副業カメラマンが収益を安定させるには、「通年で稼げるメインジャンル」+「繁忙期に稼げるサブジャンル」の組み合わせが有効です。1つのジャンルだけに依存すると、シーズンの波に収益が左右されます。南さんのように、軸を持ちながら掛け合わせを意識することが大切です。

印象に残る撮影|大阪万博・着物ショーでメインカメラマンを務めた日

これまでの撮影経験の中で、最も印象に残っているものを聞くと、南さんは迷わず答えました。

「私の中で印象に残っているのは、本当にこれもご縁でいただいたんですけど、中川先生のご縁で大阪万博で撮影したことが、私の中で本当に大きな思い出かなと思っています。中川先生にも『あなたは運があるね』とすごく言っていただいて」 南えりか

チャンスはギリギリに届いた

大阪万博での着物ショーのメインカメラマンという大役は、かなりギリギリのタイミングで舞い込んできました。

「本当にギリギリで、たまたま私が休みの時に『行きますか、行きませんか』という連絡が届いて。すぐに『行きます!』って返事をしたから、やっぱりそうやって運を持っている人と仕事したいって言ってくださって」 南えりか

「即決したから、チャンスが来た」——この言葉に、南さんの仕事への姿勢がそのまま表れています。

南さんの決断の早さは、以前から鈴木先生も高く評価していたポイントです。

「南さんは常に即決というか、決断が早いのはずっと前からすごいなと思っていたところで。経営者から気に入られているのも、すぐ決めるから。だからこそどんどんチャンスを渡していきたいという気持ちになりますよね」 鈴木賢一朗(カメラマン育成講座 主宰)

大阪万博・着物ショーとはどんな現場だったか

大阪万博という国際的な舞台で開催された着物ショー。南さんはその日、メインカメラマンとして一日中シャッターを切り続けました。

「期間も限られているし、大きな舞台での撮影なので、印象にも残るし、南さんの実績としてもすごく言いやすいところかなと思う」と鈴木先生も語るほど、カメラマンとしてのキャリアに確かな重みを加えた撮影です。

この日の撮影枚数は3,000枚以上。夏の一番暑い日に、外で一日中カメラを構え続けたこの現場は、後にカメラが壊れるという「大失敗」も生み出しましたが(詳細はマインド編で)、南さんにとってかけがえのない経験になっています。

ポイント:大きなチャンスは、準備が整ってから来るとは限りません。南さんの大阪万博の経験が示すように、「即決できる状態を日頃から作っておくこと」が、人生を変える仕事を引き寄せます。「もう少し準備してから」という姿勢は、チャンスを逃す最大の原因になり得ます。

📎 大阪万博撮影後に起きた「カメラが壊れた大失敗」の話はこちら →

南さんのように、趣味から仕事に変えたい方へ

「撮って終わり」にしない撮影スタイル|ジャンルを超えた南さんの関わり方

南さんの撮影ジャンルを語る上で欠かせないのが、「撮影後の関わり方」です。

プロフィール撮影を依頼した女性起業家が、撮影後もSNSで活動を発信していると、南さんはそれをシェアしたり、関連する人を紹介したりします。家族撮影のお客様も、翌年また声をかけてくれる。イベント撮影で顔を合わせた参加者が、次の仕事の依頼者になる。

ジャンルは違っても、南さんのスタイルは一貫しています。

「ただ撮影するだけじゃなくて、その方のサポーターというか応援団みたいな感じで関わり続けているのが、どんどん仕事が広がっている秘訣なんだろうなと思って見ています」 鈴木賢一朗(カメラマン育成講座 主宰)

撮影はご縁の始まりであり、終わりではない。この姿勢が、すべてのジャンルを通じた南さんの仕事の根幹になっています。

ポイント:撮影ジャンルを増やすよりも、「各ジャンルで出会った人との関係をどう続けるか」の方が、長期的な仕事の安定につながります。南さんのように、納品後もお客様の活動に関心を持ち続けることが、リピートと紹介を生む土台になります。

自分に合った撮影ジャンルを見つける3つの視点

南さんのストーリーをもとに、「自分に合った撮影ジャンルを見つける」ための視点を整理します。

視点①:自分の「強み」と掛け合わせられるか

南さんの場合、「看護師の傾聴力・寄り添い力」と「プロフィール撮影で求められる安心感・対話力」が完全に一致していました。

撮影技術だけで勝負しようとすると、どうしても他のカメラマンとの価格競争に巻き込まれます。でも「自分だからこそ提供できる価値」があるジャンルを選べば、価格ではなく「人」で選ばれるカメラマンになれます。

💡 今すぐできるアクション 「前職・趣味・得意なこと」を3つ書き出す。 それぞれについて「カメラとどう掛け合わせられるか」を考えてみる。

視点②:「楽しい」と思えるか

南さんはプロフィール撮影について「本当に今は楽しい」と語ります。仕事として続けていく上で、この感覚は非常に重要です。

好きでもないジャンルを「稼げるから」と選んでしまうと、技術は上がっても関わり方が浅くなりがちです。楽しいと感じられるジャンルだからこそ、撮影後もお客様に関心を持ち続けられる。その継続が、リピートと紹介を生みます。

💡 今すぐできるアクション 「今まで撮った中で、一番楽しかった撮影」を思い出してみる。 その撮影の何が楽しかったかを1行で言語化する。

視点③:通年で需要があるか+繁忙期の波に乗れるか

南さんは「通年で安定するプロフィール撮影」と「繁忙期に集中する家族撮影」を組み合わせています。

1つのジャンルだけに絞ると、どうしても季節の波が収益に直撃します。「通年ジャンル+繁忙期ジャンル」の組み合わせを意識することで、年間を通じた収益の安定が生まれます。

💡 今すぐできるアクション 「自分がやりたいジャンルは通年需要があるか?」を考える。 繁忙期に需要が増えるサブジャンルを1つ書き出してみる。

📣 自分に合った撮影ジャンルを「仕組み」として学びたい方へ 南さんが女性起業家プロフィール撮影というジャンルを見つけられたのは、師匠である鈴木先生との対話がきっかけでした。「どのジャンルが自分に合っているか」は、独学では気づきにくいことも多いです。 ジャンル選び・単価設定・集客の仕組みまでをセットで学べる環境を探している方は、ぜひカメラマン育成講座についても一度ご確認ください。

南さんのように、趣味から仕事に変えたい方へ

まとめ|ジャンルは「絞る」ことで、選ばれるカメラマンになれる

今回は、南えりかさんが手がける撮影ジャンルの全体像と、大阪万博という忘れられない撮影現場のエピソードをご紹介しました。

この記事のまとめ
  • メインジャンルは女性起業家プロフィール撮影。師匠のアドバイスと自分の強みが重なった結果だった
  • 家族撮影・イベント・企業撮影もサブジャンルとして組み合わせ、年収を安定させている
  • 繁忙期(10〜11月)の家族撮影が収益の山を作り、年収200〜300万円ペースを支えている
  • 大阪万博・着物ショーのメインカメラマンという大きな実績は、「即決」が引き寄せたチャンスだった
  • すべてのジャンルで「撮って終わり」にしない関わり方が、リピートと紹介の連鎖を生んでいる
  • ジャンルは「強みとの掛け合わせ・楽しさ・通年需要」の3つの視点で選ぶと長続きする

「何でも撮ります」から「これが私の得意です」へ——その絞り込みが、「南さんに撮ってほしい」と言われるカメラマンへの道を開いています。

📎 撮影で大切にしていること・失敗談・初心者へのアドバイスを知りたい方はこちら →

📎 収益の仕組み(単価・件数・年収シミュレーション)を知りたい方はこちら →

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この記事を書いた人

株式会社マイルストーンムービー:代表取締役 鈴木賢一朗
〇企業向け動画制作&写真撮影
〇短期大学(テクノアカデミー会津)の講師
〇カメラマン育成講座(アニバーサリーフォトグラファー養成講座)主催

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