画像サイズを選ぶときどんな基準で選んでいますか?

大は小を兼ねるということで常に1番大きなサイズを使用していませんか? それとも容量を節約するために最も小さなサイズに設定しているのでしょうか?

今回は写真を撮影するにあったって最適な画像サイズについて記事にまとめてみました!

カメラの画像サイズは用途で使い分けがおすすめ!

その画像、何に使いますか?
画像サイズはその目的によって変えるのがベストです。
例えばホームページに使用するのであれば印刷するより画像サイズが小さくても構いません、逆にA4判に印刷するならかなり大きなサイズに指定する必要があります。
意外に思われるかも知れませんが、ディスプレイ上で大きくきれいに見えていても同じ大きさに印刷するとかなり画質が落ちてしまいます。

用途、プリントサイズ 画像サイズ 幅x高さ 解像度
ホームページ掲載、メール添付など  800 × 600 ピクセル 解像度72
L判プリント 1500 × 1051 ピクセル  解像度300
2L判プリント 2102 × 1500 ピクセル 解像度300
A4判プリント 2480 × 3508 ピクセル 解像度300
[fontsize size=”1″]※ピクセルとは色と階調の情報を持つ点で、デジタルカメラなどの画素数を表すときに用いられます。[/fontsize] [fontsize size=”1″]※解像度とは画素の密度のことを言います。この数値が高いほど密度が上がり、よりきれいに表示できます。Webでは解像度は72で使用されるのが一般的です。印刷は遥に高い解像度が求められます。[/fontsize]
臨機応変に

容量節約のために小さなサイズで撮影しておくと、大きなサイズでプリントした場合に画質が落ちてしまいます。
例えば640 × 480ピクセルで撮影した画像をA4で印刷すると本来必要な2048×1536ピクセルに合わせることになるので、画素数が足りず粗い画像になります。
逆に容量に余裕があり使用目的も決まっていないからといって大きな画像のまま撮影すると、連続撮影モードを使用すると連写速度が遅くなる場合があるのです。

サイズを選ぶ2つのポイント

ポイント①使用目的
ホームページで使用するのか、印刷するのか、印刷するならその大きさなど。
ポイント②撮影方法
1枚撮影か連続撮影か。

撮影の仕方も含め、それぞれの目的に合った画質で撮影するのがおすすめです。

画像サイズと画質モードの違いは?

デジタルカメラには色々な設定があり、中には同じ様な意味に取れる名称もあるので戸惑うこともあります。
その中でも画像の美しさに直接関わりそうな「画像サイズ」と「画質モード」、この違いは何なのでしょう。

画像サイズとは?

画像サイズは800 × 600 ピクセル、2480 × 3508 ピクセルといった数値で画像の大きさを表します。

画質モードとは?

画質モードはきめ細かさを決めます。
圧縮率に関係していて、ピクセル数は変わらないのですが圧縮すると色の表現が少なくなり結果として画質が落ちてしまいます。
圧縮率を高くすればするほどデータは小さくできますが、それに比例して画質も悪くなります。逆に圧縮率を低くすればデータは余り小さくできませんが画質もそれほど落とさずに済むのです。
この「画質モード」ですがメーカーや機種によって呼び方が違っているので注意が必要です。ニコンでは「画質モード」ですがキヤノンでは「記録画質」「圧縮率」、パナソニックでは「クオリティ」などと表示されます。

結論

まとめると画像サイズは画像の大小を表し、画質モードは圧縮による画像の劣化具合を示す物と言えます。

2000万画素のカメラは必要なのか?

現在コンパクトカメラでも2000万画素を超える機種が発売されていますが、これだけの画素数が果たして必要なのでしょうか?

画素数が高いメリット

A4判にプリントする場合でも約2480 × 3508 ピクセル、900万画素で充分です。
これだけ見ると無用の長物に感じます。たしかに画像をそのまま使うなら2000万画素も必要ありません。

しかし加工する場合は画素数が多い方が有利です。
例えば撮影した一部分をトリミングするとき、画素数がギリギリだと切り抜いた部分を拡大すると画質が落ちてしまいます。
つまり高い画素数で撮影しておけばズームと同じ効果を編集で行うことが可能です。

ここでも目的に応じてということにはなるのですが、撮影した写真の一部を拡大して見たいということは充分あり得ることですし、予算がゆるすのであれば2000万画素以上のカメラを購入するのは悪い選択ではありません。

高画素数のコンパクトカメラの相場

特に最近では高画像のコンパクトカメラでも低価格の物が出ているのでいくつか紹介します。

メーカー:型名 キヤノン IXY 200
有効画素数 約2,000万画素
撮像素子 1/2.3型
画面サイズ 3インチ
光学ズーム 8倍
焦点距離(広角側) 28mm
焦点距離(望遠側) 224mm
F値(広角側) 3.2f_stoop
F値(望遠) 6.9f_stop
連続撮影速度(コマ秒) 0.8
価格 ¥ 11,050(Amazon 2019/02/26現在)

メーカー:型名 ニコン A100RD
有効画素数 約2,005万画素
撮像素子 1/2.3型
画面サイズ 2.7インチ
光学ズーム 5倍
焦点距離(広角側) 26mm
焦点距離(望遠側) 130mm
F値(広角側) 3.2f_stoop
F値(望遠) 6.5f_stop
価格 ¥ 9,945(Amazon 2019/02/26現在)

メーカー:型名 ソニー Cyber-shot DSC-W830
有効画素数 約2,010万画素
撮像素子 1/2.3型
画面サイズ 2.7インチ
光学ズーム 8倍
焦点距離(広角側) 26mm
焦点距離(望遠側) 200mm
F値(広角側) 3.3f_stoop
F値(望遠) 6.3f_stop
連続撮影速度(コマ秒) 0.8
価格 ¥ 13,890(Amazon 2019/02/26現在)

A100RDは1万円を切っています。しかし光学ズームが5倍でIXY 200とCyber-shot DSC-W830に比べると物足りないです。
コスパを考えるならIXY 200が一番でしょうか。

どれを選ぶかはあなた次第

カメラの良さは画素数だけではありません、自分に合ったカメラを選ぶのが一番です。そのために自分の目的をリストアップして優先度をつけ、その条件に一番合うカメラを購入するのが最も後悔が少なくて済みます。
あなたの1台を見つけ出してください。