カメラマンの収入リアル|週2日稼働・月10〜20万円を実現する南絵里加さんの収益構造を公開

副業カメラマンって、実際いくら稼げるのか?
週2日しか動けない状態で、月10万円以上を稼ぐことは現実的なのか?

今回は、奈良のカメラマン・南絵里加さんにそのまま聞いた話をお届けします。
単価はいくらか、件数はどのくらいか、繁忙期はどうなるか。実際の数字をもとに、具体的に話してもらいました。

この記事でわかること

  • 南絵里加さんの撮影単価(最低〜最高の幅)
  • 週2日稼働で月10〜20万円が成り立つ件数の計算
  • 繁忙期(10〜11月)に収益が跳ね上がる理由
  • 年収200〜300万円ペースに到達するまでの流れ
  • 値引き交渉をうまく避けている「ヒアリング」の話

先に数字をまとめておきます。

稼働日数 週2日(週末中心)
撮影単価 1万5,000円〜5万5,000円(プランにより変動)
月収(通常期) 月10〜20万円
月収(繁忙期:10〜11月) 通常期の倍近く(受けきれないほど依頼が来る)
年収ペース 200〜300万円(年間で均した場合)
主な収益源 女性起業家プロフィール撮影・家族撮影・イベント撮影

収入について、そのまま聞いてみた

インタビューの中で、鈴木先生が収入について直接聞きました。対談形式でそのままお届けします。

🎙 対談パート①:単価・稼働・月収について

鈴木:土日を中心に、限られた稼働日数の中でどういうふうに売上を出されているのか聞かせてもらえますか。
1件あたりの撮影単価とか、撮影件数とか、この辺りぜひ教えていただいていいですかね。

「大体1件あたりプランを設けていて、1万5,000円から5万5,000円ぐらいの幅でやっています。その中でお客様との面談をさせてもらって、どういうプランが合っているかを相談しながら決めていく感じで。お客さんとのヒアリングをすごく大事にしているんですけど、ヒアリングをしているからこそ、お値段の交渉もうまくいっているのかなって思っていて。その方に合ったものを提供できているのかなと思っています」

南絵里加

鈴木:素晴らしい。

「ありがたいことに、週2日しか稼働はしていないですけど、月10〜20万円ぐらいの間の金額は稼げるようになってきていて。安定してきていて、それぐらいは毎月あるかなという感じです」

南絵里加

鈴木:週に2日間の稼働で、5〜6件受けられれば、1件あたり3万円として18〜20万円弱ぐらいになりますよね。
カメラマンって繁忙期と落ち着いた時期があって、今(4月)はそのくらいでも、繁忙期の10〜11月だとその倍ぐらい全然いくと思うんで。年間で平均均すると、多分200万前後か、200〜300万円の間になってくるのかなと思うので。すごいですね。

家族撮影もリピーターがすごく多いのは知っているんで、普段やっている女性起業家の撮影にプラスして、10月11月はちょっと家族撮影も増えて。
去年も、受けきれなくて他のカメラマンに回したいぐらいの感じのことを言っていましたもんね!

「そうなんです。ありがたいことに。今年はまたちょっと新しいことにもチャレンジしようと思っているので、そちらの方でもまた違う収益が上がってくるのかなとは思っています」

南絵里加

「ありがたいことに」という言葉が、南さんらしいなと思いました。
数字を淡々と話すんじゃなくて、そこにちゃんと感謝がある。

単価はどう決めているか

1万5,000円〜5万5,000円というプラン制。
幅が広いように見えますが、南さんはこれを「一律で提示する」のではなく、面談して一緒に決めていくスタイルをとっています。

「何のために撮るのか」「どんな写真が欲しいのか」「撮った後どう使うのか」をじっくり聞いてから、「この方にはこのプランが合っていると思います」と提案する。

この順番が、値引き交渉を起きにくくしているんだと思います。
最初から料金を提示するより、「自分のために考えてくれている」という感覚をお客様が持てる。
だから「安くしてほしい」という話になりにくい。

そしてこのヒアリング力の根っこにあるのが、看護師時代に培った傾聴力です。
患者さんの言葉に耳を傾けてきた経験が、撮影の場でも活きています。

💡 単価を守るために必要なのは、「値引きしない意志」だけじゃありません。
「この料金に納得してもらえる状態を先に作ること」が大事です。
そのための手段がヒアリングです。

週2日でも月10〜20万円が成り立つ計算

「週2日しか動けないのに、月10〜20万って本当?」と思う方もいると思います。
対談の中での話をまとめて見てみましょう。

週2日の稼働で月5〜6件受けられれば、1件あたり3万円として18〜20万円弱。この数字は、現実的に届く範囲です。

時期 月の件数目安 平均単価目安 月収目安
通常期(4〜9月) 5〜6件 2〜3万円 10〜18万円
繁忙期(10〜11月) 8〜10件以上 2〜5万円 20〜30万円以上

※インタビューをもとにした概算です。実際の件数・単価は撮影内容・プランにより異なります。

💡 「稼働日数が少ないから稼げない」ではなく、「1件あたりの単価と件数をどう設計するか」が副業カメラマンの収益の鍵です。
週2日でも、設計次第で月20万円ペースは現実的な目標になります。

繁忙期になると、どうなるか

南さんの収益が特に大きくなるのが、10〜11月です。

この時期は七五三シーズンと重なり、家族撮影の依頼が急増します。
普段からやっている女性起業家のプロフィール撮影の依頼もありながら、そこに家族撮影が重なる。

去年の繁忙期は「受けきれなくて他のカメラマンに回したいぐらい」だったとのこと。
嬉しい悲鳴ですね!

繁忙期にしっかり稼いで、通常期の安定収入と合わせていくと、年間で200〜300万円ペースが見えてくるというのが鈴木先生の見立てでした。

💡 副業カメラマンが年収を安定させるには、繁忙期をどう活用するかがポイントです。
「通年で安定させるジャンル+繁忙期に伸ばせるジャンル」の組み合わせを持っておくと、年収の山と谷が小さくなります。

収益源は3つ。プロフィール×家族×イベント

南さんの収益は1つのジャンルだけに依存していません!

女性起業家・個人事業主のプロフィール撮影が通年の主力です。
リピーターや紹介が多く、継続的に依頼が入ってきます。

企業からのホームページ・SNS用写真の依頼も増えてきていて、単価が高めの案件も出てきています。

家族撮影は繁忙期(10〜11月)に集中します。
前年に撮影した家族が翌年もまた依頼してくれるリピーターが多く、繁忙期になると予約が一気に埋まっていきます。

イベント撮影は守成クラブや経営者コミュニティの繋がりからスポットで入ってくる案件です。
大阪万博の着物ショーのように、ご縁から思いがけない大きな仕事につながることもあります。

そして今年は、新しいことにもチャレンジしていくとのことでした。
どんな展開になるか、楽しみです。

鈴木先生が「安い5万円」と言った話

収益の話の延長で、南さんとこんな話をしていました!

🎙 対談パート②:「撮影の価値」について

鈴木:AIもどんどん発達してきていて、正直スマホで自撮りして、きれいなスーツに加工してって言えば、きれいな写真は全然作れると思うんですよね。
でもそれで終わりになっちゃうと思うんです。

南さんに撮影をお願いして、そこから南さんが自分の応援団の一人になってくれて、自分の仕事にプラスになるような人脈を紹介してくれたりとなったら——その撮影が仮に5万円だったとしても、そこからずっとお付き合いが始まるって考えたら、めちゃめちゃ安い5万円だと思うんです。

鈴木:カメラマンって今後、やっぱりその方の応援団になるというか、その方のパートナー的な関わり方ができる人がどんどん生き残っていくんじゃないかと思うので。

ただ撮るだけだとちょっとAIに置き換わられちゃうので、そこは先を見据えて動かれているのは素晴らしいなと思いますね。

「ありがとうございます」

南絵里加

この話は収益の話でもあると思っています。

南さんへの依頼が途切れない理由は、「写真が安い」からじゃない。「南さんと関わり続けることに価値がある」から依頼が来る。
だから単価を下げずに安定できている。

💡 収益の安定は、「単価を下げないこと」だけじゃありません。
「撮影後も関わり続ける」ことで依頼が途切れない状態を作ることが、長期的な収益の土台になります。

「仕事が来ない・単価が上がらない」と感じているときに確認したいこと

南さんの話を聞いて感じたのは、収益化がうまくいっていない場合の理由が3つに絞られるということです。

単価を低く設定しすぎている。
1件5,000円〜1万円で受けてしまうと、月10〜20万円に到達するには20件以上必要になります。

週2日の稼働では物理的に厳しい。
南さんのように、最初からプラン制で1万5,000円以上の設定を持つことが、収益化の出発点です。

ヒアリングを省いている。
料金を先に提示してしまうと、お客様は「高い・安い」で判断しやすくなります。
先に「何のために撮るか」を聞くことで、価格より価値で判断してもらえるようになります。

繁忙期の準備ができていない。
10〜11月は年間で最も稼げる時期ですが、準備していないと取りこぼします。
閑散期のうちにリピーターとの関係を温めておき、SNSで告知をしておくことが、繁忙期の受注数を左右します。

今日からできること

💡 プランを3段階で作る
「ライト・スタンダード・プレミアム」のような形で、まず3つのプランを設計してみましょう。
金額だけでなく「何が含まれるか」を明確にしておくことで、お客様との面談がスムーズになります。

💡 ヒアリングシートを1枚作る
「何のために撮るか」「どんな雰囲気が好きか」「撮影後にどう使うか」「予算感はどのくらいか」の4つを事前に聞く習慣をつけるだけで、プランの提案精度が変わります。

💡 繁忙期の受注計画を今から立てる
10〜11月までまだ時間があります。今のうちにSNSで「秋の家族撮影を受け付けています」と告知したり、昨年のお客様に「今年もいかがですか」とDMを1通送っておくだけで、繁忙期の受注数は変わってきます。


📣 収益の仕組みを体系的に学びたい方へ

南さんが実現している収益モデルは、正しい順序で学べば再現できます。単価設定の考え方、ヒアリングの進め方、繁忙期の活かし方——これらを独学でバラバラに身につけようとすると、どうしても時間がかかります。

南さんのように師匠から体系的に学べる環境を探している方は、ぜひカメラマン育成講座についても一度確認してみてください。

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まとめ

「週2日しか動けない」は、稼げない理由にはなりません。

単価を適正に保ち、件数を月5〜6件確保し、繁忙期をしっかり取り切る。
南さんの収益はこのシンプルな仕組みで成り立っています。

それに加えて「撮影後も応援団でいる」という関わり方が、リピートと紹介を生み、仕事が途切れない状態を作っている。

この記事のまとめ

  • 撮影単価は1万5,000円〜5万5,000円のプラン制。ヒアリングで値引きを避けている
  • 週2日・月5〜6件ペースで、通常期でも月10〜20万円が安定して入る
  • 繁忙期(10〜11月)は家族撮影が急増し、月収が通常期の倍近くになる
  • プロフィール(通年)×家族(繁忙期)×イベント(スポット)の3本柱で収益を安定させている
  • 年間で均すと200〜300万円ペース。今年は新たな収益源にもチャレンジ予定
  • 「撮影後も応援団でいる」ことが、リピートと紹介という安定収益の土台になっている

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この記事を書いた人

株式会社マイルストーンムービー:代表取締役 鈴木賢一朗
〇企業向け動画制作&写真撮影
〇短期大学(テクノアカデミー会津)の講師
〇カメラマン育成講座(アニバーサリーフォトグラファー養成講座)主催

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