カメラマンになりたいけど、今の仕事があるし、自信もない。
特に「人を上手く撮れる不安」という感覚、ありませんか?
今回話を聞いた南絵里加さんも、最初はそうでした。
看護師をしながらカメラを始めて、カメラマンの妹から「人を撮るのは下手くそ」と言われていた人です。
それでも今は、奈良を拠点に週2日稼働で月10〜20万円を安定して稼いでいるカメラマンです。
何が変わったのか。何をしたのか。この記事では、そこをそのまま書いています。
この記事でわかること
- 看護師がカメラマンを目指すことになった、患者さんとのやり取り
- 「下手くそ」と言われながらも人物撮影に踏み込んだ経緯
- 最初の撮影仕事で何が起きたか
- 思い通りに撮れなかった壁と、モデルスカウトで突き破った話
- 仕事が増えた転機になった、ある出会い
南絵里加さん、どんな人?
奈良県在住のフリーランスカメラマンです。
もともとは看護師。病院の廊下が殺風景で気になって、趣味の写真を飾り始めたのがきっかけで、カメラの世界に引き込まれていきました。現在は女性起業家・個人事業主のプロフィール写真を中心に、家族撮影やイベント撮影も手がけています。
自己紹介では「人と人のご縁を結ぶ写真家」と名乗っています。
話を聞くうちに、これが単なるキャッチコピーじゃないことがわかりました。
| 活動拠点 | 奈良県 |
| 前職 | 看護師 |
| 主な撮影ジャンル | 女性起業家プロフィール・家族撮影・イベント撮影 |
| 稼働日数 | 週2日 |
| 月収目安 | 月10〜20万円(繁忙期はさらに上) |
| 使用カメラ | Canon EOS R6 Mark2 / R6 |
きっかけは、病院の廊下だった
看護師時代、病院の廊下が殺風景で気になっていた南絵里加さん。
白い壁、蛍光灯、並ぶベッド。患者さんが季節を感じられるものが何もない。
それで、趣味で撮りためていた風景写真を「勝手に飾り始めた」そうです。
行動力がすでに南さんらしい!
すると患者さんから「季節を感じられる」「この写真いいですね」と声がかかるようになって。
会話が生まれて、病室の空気が少し変わっていく手応えがあったと話してくれました。
「人に写真を見てもらうって、こんなに嬉しいことなんだ」
そう気づいたころ、入院中の患者さんから声をかけられます。
「今の、元気になっていくこの姿を、あなたに撮ってほしいんです」
この言葉が、ずっと頭に残ったといいます。
当時の南さんは風景しか撮ったことがなく、人物撮影の経験はほぼゼロ。
しかも、カメラマンをしている妹から「人を撮るのは下手くそ」と言われていた。
それでも、この一言が動かしました。
「下手くそ」と言われた人が、人物撮影を始めた理由
「自分に本当に撮れるのかな」「人を撮ることが好きになれるのかな」——そんな不安があったことは正直に話してくれました。
でも、患者さんの言葉が頭から離れなかった。
自信がついてから動いたわけじゃない。不安を抱えたまま、それでも撮り始めた。その順番が大事だったんだと思います。
「最初から上手い人はいないですからね」と話してくれたのは、師匠の鈴木先生(自分の事ですw)。
南さんが人物撮影を始めたときの話を聞きながら、心が暖かくなりました!
最初の仕事。緊張したけど、楽しかった
プロとして最初に受けた仕事は、師匠の鈴木先生に紹介してもらった「神先生」というかたのプロフィール撮影でした。
「あの時はもう、本当にすごく緊張していたのを覚えています。でも終始楽しかったです。お二人がすごく盛り上げてくださったし、私もそれに乗っかっていけた感じで」
南絵里加
緊張はしていた。
でも楽しかった。
その両方があったことが、「人を撮るのが好きだ」という確信になっていきます。
仕上がった写真は、依頼してくれた方の教材の表紙にも使ってもらえました。
「本当に嬉しかった」という言葉に、素直な喜びがにじんでいました。
最初の壁。お客さんは喜んでくれるのに、自分では納得できない
仕事が少しずつ増えてきたころ、南絵里加さんには壁が来ます。
頭の中にはイメージがある。
こういう構図で、こういうポーズで、こういう光で撮りたい。
でも、いざカメラを向けると思い通りにならない。
「お客さんには『楽しかったです』と言っていただけるんですけど、自分の中では全然満足できていなくて。どうしたら上手くなるんだろうって、毎日悩んでいました」
南絵里加
お客様は喜んでいる。でも自分では納得できていない。
このズレって、真剣にやっている人ほど感じるものだと思います。そしてそれは、感覚が育ってきているサインでもある。
壁を突き破ったのは、「モデルスカウト」だった
「どうすればいいんだろう」と悩んでいたとき、師匠の鈴木先生からこう言われました。
「モデルスカウトをしてみなさい」
街で出会った人に声をかけて、撮らせてもらう。
シンプルですが、これが南さんの転換点になりました。
ちなみに、京都で一緒にモデルスカウトをしてきました!
「どうしたらいいんだろう、どうしたらいいんだろうって悩んでいた時期があったんですけど、先生の『とにかく声をかけてみなさい』という言葉がずっと頭に残っていて。そこからたくさんの人を撮らせてもらうことができました」
南絵里加
声をかけるたびに、ポーズの提案の仕方が身についた。
場所や光の読み方が、体に入っていった。
座って考えていても得られなかったものが、実際に撮ることでどんどん積み重なっていく。
今の南さんはモデルスカウトを「当たり前のこと」として続けています。
周りのカメラマン仲間から「南さんと話してカルチャーショックを受けた」と言われることもあるそうで、それだけ自然にやっているということだと思います。
「自分の強み × カメラ」の掛け算を持っていた
南絵里加さんのキャリアを見ていて気になったことがあります。
なぜ、技術が伴う前から人を引きつけられたのか。
答えは、看護師という前職にありました。
「私の武器は、看護師だからこそできる寄り添う力と傾聴力です」と話してくれました。
患者さんの緊張をほぐし、言葉を引き出す力。それがそのまま撮影の場で使えていた。
カメラの腕は磨ける。
でも「その人を安心させながら撮れる」という力は、経験が土台になっています。
前職や得意なことをカメラと掛け合わせることで、他の人には出せない空気感が生まれる。
南さんの話はそれを教えてくれます。
💡 参考になる考え方
接客業の経験がある → 人を緊張させない会話でプロフィール撮影
子育て経験がある → 子どもの瞬間を捉える家族撮影
医療・福祉の経験がある → 安心感を作る場作りが得意なカメラマン
経営者経験がある → ビジネスに使える写真のわかるカメラマン
📎 仕事の取り方(SNS・コミュニティ・紹介の仕組み)を読む →
仕事が一気に増えた転機は、人との出会いだった
壁を越えて、少しずつ実績が積み重なってきたころ。
仕事が一気に広がるきっかけがありました。
鈴木先生に紹介していただいた、中川佳子先生という方との出会いです。
経営者仲間を多く持つ中川先生との繋がりから、撮影依頼がどんどん広がっていきます。
「中川先生とつないでいただいたことが、自分が思い描いていた、こういう人たちと出会えるようになったきっかけだったなと思っています」
南絵里加
技術が上がったから仕事が増えた、ではなかった。
人との出会いが、次の出会いを連れてきた。
そして南さんは、撮影が終わってもその人の活動を応援し続けます。
人と人を繋ぐことも自然にやっている。だから「この人に紹介したい」という気持ちが生まれる。
「人と人のご縁を結ぶ写真家」という言葉、最初に聞いたときより重みが増した気がします。
最後に。南絵里加さんから初心者へのひと言
インタビューの最後に、カメラマンを目指す初心者へのアドバイスを聞きました。
「悩んでる暇があるんだったら撮影に行け、って思います。動いた人が勝てる世界だと思うので、いいチャンスだと思ったら飛びついていってほしい」
南絵里加
過去の自分に伝えたいことも聞きました。
少し間があってから、こう言いました。
「自分の価値を、もうちょっと信じてよかったなって。周りの人って、思ったよりちゃんと見てくれているんですよね」
南絵里加
自信がない状態でスタートするのは、南さんも同じでした。
でも動いた。撮り続けた。ご縁を大切にした。その積み重ねが、今の南絵里加さんをつくっています。
✅ この記事のまとめ
- きっかけは患者さんの「撮ってほしい」という一言だった
- 妹から下手くそと言われていたが、それでも人物撮影を始めた
- 最初の仕事は緊張したけど楽しかった。その体験が確信になった
- 「思い通りに撮れない」壁は、モデルスカウトという実践で突き破った
- 仕事が増えた転機は、技術の向上より「人との出会いとご縁の使い方」だった
- 看護師の傾聴力・寄り添い力が、カメラマンとしての武器になっている
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- 📌 記事③ 収益編|週2日稼働で月10〜20万円を実現するカメラマンの収益構造
- 📌 記事④ 撮影ジャンル編|女性起業家専門カメラマンの仕事と大阪万博の思い出
- 📌 記事⑤ マインド編|失敗談・撮影の流儀・初心者へのアドバイス
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📚 次に読むべき記事
キャリアの流れを把握したら、次は「どうやって仕事を取るか」「実際いくら稼げるか」を見てみてください。
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