起業家の「想い」を写真にするカメラマン|真岡そらさんインタビュー【まとめ】

「起業家専門のカメラマンって、普通の撮影と何が違うの?」

そう思った方に、ぜひ読んでほしい話があります。

真岡そらさんは、東京を拠点に活動する起業家・経営者専門の写真家です。
カメラ歴50年以上、起業歴8年。
現在は月3〜4件・単価17万円〜という仕事を続けています。

起業のきっかけは、技術でも憧れでもありませんでした。
40代での、ある人生の転機でした。

この記事でわかること:

  • 真岡さんがどんなカメラマンで、何を大切にしているか
  • カメラマンとして8年間で築いてきた仕事の仕組み
  • 集客・収益・撮影ジャンル・機材のリアル
  • これからカメラマンを目指す方へのメッセージ

✅ この記事の結論(先にお伝えします)

  • 真岡さんの撮影の核心は「技術より、その人を愛すること」。撮影中に涙を流すクライアントが後を絶たない理由がそこにあります。
  • 集客は交流会・SNS・紹介の3つを地道に積み上げてきた結果。爆発的に伸びた時期はなく、安定してなだらかに上がり続けています。
  • 単価17万円〜・月3〜4件という「少ない件数で丁寧にやる」スタイルが、クオリティと収入を両立させています。
  • 初心者へのアドバイスは「まず1ジャンルに特化すること」。何でも撮るより、得意を絞る方が早く成長できます。



真岡そらさんのプロフィール

真岡そらさんは、東京を拠点に活動する起業家・経営者専門の写真家です。

写真家だった父のもとで幼い頃からカメラを学び、成人後はモデルとして「撮られる側」も経験。
40代での転機をきっかけに起業し、現在は「あなたのストーリーや想いを撮影する」をコンセプトに活動しています。

名前 真岡 そら(まおか そら)
活動拠点 東京都(オンライン対応あり)
カメラ歴 50年以上
起業歴 約8年
主な撮影ジャンル 起業家・経営者ブランディングフォト、婚活フォト、家族写真・メモリアル、イベント・周年記念
月収目安 月3〜4件・単価17万円〜(フルセット時20〜25万円)
受賞歴 Instagram「あじさいまつり」優秀賞(2022年)/新印展 優秀文化賞(東京都美術館・2024年)



カメラマンになったきっかけ

真岡さんは、「カメラマンになりたい」と思ったことは一度もなかったと言います。

父が写真家で、幼い頃から構図の取り方や声かけを自然に学んできた。
成人後はモデルとして撮られる経験も積んだ。
カメラとの付き合いは50年以上。でもずっと、「趣味」でした。

転機が訪れたのは40代のころ。
息子さんが、生死に関わる重病を患いました。

鈴木:
カメラマンを目指したきっかけを教えてください。

真岡そらさん:
命が短いとしたら、悔いのない人生を生きるにはどうしたらいいんだろう。
何がこの世の中に残せるんだろうって考えた時に、私はこの世の中に「私の愛があったこと」を残したいって思ったんです。

私の愛で、一人でも多くの方たちが羽ばたいていってほしい。
じゃあそれをするためにはどうしたらいいかって考えた時に、ずっと続けてきた写真があるなって気づいて、カメラマンになりました。

技術でも憧れでもなく、「愛を残したい」という想いが原点でした。

50年続けてきたカメラが、人生の転機と重なった瞬間に「使命」に変わった——そんなきっかけです。

📎 40代での決断・最初の仕事・2つの壁の乗り越え方を詳しく読む →



現在の仕事——起業家の「想い」を写真にする

鈴木:
現在はどんな撮影をメインにされているんですか?

真岡そらさん:
起業家経営者の方の思いやストーリーを可視化する、起業家フォトプロデュースプランというものがほとんどです。
それが7割ぐらいじゃないかな。

あとは婚活フォト、家族の七五三や成人式などのメモリアルフォト、イベント、周年記念と、多岐にわたってお仕事をいただいています。

プロフィール写真を撮るだけのサービスではありません。
その人がどんな想いで仕事をしているか、何を届けたいのか——そこを深く掘り下げてから、撮影に臨みます。

メインに特化しながらも、複数ジャンルを持っている。
それが収益を安定させる土台にもなっています。

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「そのままでいいんです」と言われて、涙がこぼれた

真岡さんの撮影では、泣いてしまうクライアントが多いといいます。
ある男性経営者のエピソードを聞かせてもらいました。

鈴木:
印象に残っている撮影のエピソードを教えてください。

真岡そらさん:
肩がぎゅーんってなっちゃってて、力が入りまくっちゃってる経営者の方がいらっしゃったんですね。
なんでそんなに肩に力入ってんのかなーと思ったら、ほんと頑張んなきゃいけない、頑張んなきゃいけないっていう方だったんですよ。
でも、そんなに頑張らなくていいんですって。あなたはあなたのままでいいんです。それをお客様に届ければいいだけなんですって。
言ったら、どんどん肩の力が落ちて……そのうち涙がポロポロ出てきて、「このままで僕は仕事をしていきます」って言ってくれたんです。

鈴木:
撮影中に泣いてしまう方って、多いんですか?

真岡そらさん:
みんな頑張ってるんですよね。すごくね、何者かにならなきゃと思っているので。
「笑ってください」とは一言も言わないんですけど、愛を届けていると自然と表情が出てくるんですよね。

「また頼みたい」「友人に紹介したい」——そういう気持ちが生まれるのは、写真の仕上がりだけじゃないと思います。

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集客方法——交流会・SNS・紹介を地道に積み上げてきた

鈴木:
仕事はどうやって増やしてきましたか?

真岡そらさん:
幸いなことに、すごくガーっと伸びたというよりも、安定的にスーっとなだらかな上を目指すみたいな感じで今来ているんですけど、そんな中でも転機といえばやっぱり交流会っていうところにどんどん自分を出していったっていうところですかね。

そこでプレゼンとかさせてもらえるんですよ。私は自分の思いっていうのがすごく強いので、そこに共感してくださる方が、リアルでお願いしたいってその場で言ってくださるような状況があって。

鈴木:
SNSはどう活用されていますか?

真岡そらさん:
あれこれ手を出さずに、FacebookとInstagramに注力して作品を出し続けました。
写真は有形商品なので、見ただけで価値が伝わりやすい。こんなに素敵なのを撮ってもらえるんだったらって背中を押しやすいんですよね。

あとはクライアントさんが「撮ってもらいました、真岡そらさんに」と言って発信してくれたのが大きかったかなと思います。そこを見て繋がってくださった方が今も多いです。

バズらせるのではなく、人との関係性から積み上げていく。
それが真岡さんの8年間のやり方でした。

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収入のリアル——単価17万円、月3〜4件

鈴木:
1件あたりの撮影単価と、月の撮影件数はどのくらいですか?

真岡そらさん:
1件あたりの単価は今17万円ぐらいですね。
それプラスヘアメイクやスタイリストのオプションをつけてもらったら、そこからの紹介料なども入ってきます。

月の件数は平均3件、多いときで4件という感じです。

月3件なら51万円〜、4件かつオプションありなら100万円を超えることもあります。

鈴木:最初からこの単価だったんですか?

真岡そらさん:
最初は自分では3,000円か4,000円ぐらいかなって思ってたものを、相談した方に「4万5,000円でやりなさい」って言われたんです。
「えー無理です無理です」って言って、泣きながら「なんとかやります」って言ったのが最初でした。

回を重ねるうちに、満足度を積み重ねながら少しずつ上げていったというのが今に至ります。

量を追わず、一件ごとに深く関わるスタイルを選んだからこそ維持できている単価です。

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使用機材——「信頼できる道具」を選ぶというシンプルな基準

鈴木:
使っているカメラや機材を教えてください。

真岡そらさん:
もう私はニコン一択で、カメラはミラーレスのZ6 IIを2台、フル回転している状態ですね。
ニコンはやっぱり誠実というか、故障が少なくて堅実なんです。

自分の仕事をきちっとやってくれる、間違いがより少ない機材であれば何でもいいわけで。だからやっぱりニコン一択です。

鈴木:
ミラーレスを選んでいる理由は?

真岡そらさん:
やっぱり女性でもありますので、機動力っていうんですよ。重たいもの持ってもパフォーマンス悪くなるので。
軽くて信頼できる——その両方を満たしてくれています。

最新スペックより「壊れない」「軽い」「信頼できる」。
50年カメラを使い続けてきた人の言葉は、シンプルで説得力があります。

カテゴリ 機材 選んだ理由
カメラ ニコン Z6 II × 2台 信頼性の高さ・機動力(軽量ミラーレス)
メインレンズ NIKKOR Z 85mm f/1.8 S 人物撮影に最適な焦点距離・自然なボケ感
サブレンズ 中望遠・広角(14-24mmなど) シーンに応じて使い分け
パソコン iMac + MacBook Pro iPhone・Lightroom連携でどこでも現像可能

📎 機材選びの詳細と選んだ理由を詳しく読む →



これからカメラマンを目指す方へ

鈴木:
カメラを仕事にしていきたいけど、踏み出せていない方へアドバイスをお願いします。

真岡そらさん:
写真家というと、何でも写真を撮る人って思われがちですが、そこは自分が何を中心に撮る人なのかをきちっと発信することが大事だと思います。
お医者さんみたいなもので、耳鼻科の人が心臓を治せないのと同じように、専門性があるんです。

自分が情熱をかけているものに特化して、そこから少しずつ幅を広げていく方が、技術が研がれるし、依頼もされやすい。自分も幸せな働き方ができると思います。

鈴木:
過去の自分に伝えるとしたら?

真岡そらさん:
最初は仕事が来るだけで嬉しいので、何でもやろうとしてしまって自分にストレスをかけてしまいました。
もう少し自分が何を撮りたいのかを最初に明確にしていれば、もっと早く楽になれたと思います。

「何でも撮れます」と言いたくなる気持ちはわかります。
でも専門性を絞ることの方が、実は近道だというのが8年やってきた真岡さんの実感です。

📎 失敗談・過去の自分へのアドバイス・今後の目標はこちら →



まとめ

真岡そらさんのインタビューを通じて、8年間の歩みと仕事の全体像をご紹介しました。

  • カメラマン起業のきっかけは、息子さんの病気という人生の転機。「写真で愛を残したい」という想いが原点
  • メイン撮影は起業家・経営者向けブランディングフォト。「笑ってください」と言わずに自然な表情を引き出す
  • 集客は交流会・SNS・紹介の3本柱。爆発的ではなく、安定してなだらかに積み上げてきた
  • 単価は3,000円スタートから17万円〜へ。月3〜4件で月収50万〜100万円を実現
  • 機材選びの基準は「信頼性と機動力」。スペックより仕事に合うかどうかを重視
  • 初心者へのアドバイスは「まず1ジャンルに特化すること」

「私の愛で、一人でも多くの方たちが羽ばたいていってほしい。
そのために写真を撮っています。」

各記事でより詳しい話をお届けしています。気になるテーマからどうぞ。



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この記事を書いた人

株式会社マイルストーンムービー:代表取締役 鈴木賢一朗
〇企業向け動画制作&写真撮影
〇短期大学(テクノアカデミー会津)の講師
〇カメラマン育成講座(アニバーサリーフォトグラファー養成講座)主催

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